過去ログ - 八幡「真のぼっち」
1- 20
10:名無しNIPPER[sage]
2015/06/21(日) 13:39:35.90 ID:C12SjF3jO
静ちゃん貰っちゃえばすべて解決


11:名無しNIPPER[sage]
2015/06/21(日) 13:41:04.54 ID:War+W+IHO
オリジナル主人公モノ?


12:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 13:42:43.57 ID:KKdbAala0
 千葉市立総武高校には正確に言えば部活という物はない。
有るのは教室棟と特別棟、そしてそれらとは独立する形で視聴覚棟が有るだけだ。
部活動に所属していない生徒にとっては理科の実験等でしか利用しない馴染みの薄い場所、部活動に、特に文化系の部活動に所属している生徒に取っては部室の有る場所という意味で、生徒達の間では特別棟は専ら部室棟と呼び習わされているのだ。

 放課後、とうに部活動が始まっている時間なので他に生徒の姿のないその廊下を、ヒールでかつかつと言わせながら歩く平塚先生の後を追う。
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2015/06/21(日) 13:42:45.44 ID:i6PkMCZaO
よしエタったな!依頼出さなきゃ(使命感)


14:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 13:43:31.71 ID:KKdbAala0
 俺自身放課後の部活棟に足を踏み入れるのは初めてで、授業の有る日中とは全く違う様相を呈する部室棟に探検しているような感覚を味わっていた。

 というか俺はここに連れて来られて何をさせられるのだろうか? 
先程の先生の言動で殆ど正解というか、目的は分かっている。要は俺に友達を作らせる気なのだろう。
しかしだ、友達を作らせる為に部活動? 
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 13:44:03.93 ID:KKdbAala0
 だが、先生はその怒りを爆発させる事もなく俺から視線を切ると、ノックもせず教室の扉を開いた。
 中を見た感想は普通の空き教室だった。
教室の後ろ半分には机と椅子が積み上げられている所だけを見ると、使われていない備品の倉庫の一つだと思った事だろう。
しかし、それらの荷物に占領されていない教室の前半分には長机が置かれており、それと窓際に座る一人の少女がここが何かの部の部室である事を示していた。

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 13:46:42.15 ID:KKdbAala0
「あ、ああ、そういえばそうだったな。スマンスマン、次から気をつけよう。それでだな、今回はコイツを」

 そう言って先生の声が途切れた。俺は顔の前に手を翳して恐る恐る目を開いていく。
窓際の少女の美しさが瞼の裏側にまで焼きついたかと思ったが、どうやらそんな事は無かったらしい。
詩人か俺は。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 13:55:06.60 ID:KKdbAala0
 え? 先生もしかして結構バイオレンスな方だったり? 
それにこの少女もそういうダーティな方法を認めないで欲しい。
特に俺が対象の時は。

「私だってそうしたいのは山々だが最近は五月蝿い連中が多くてな。肉体への暴力は許されていないし、こいつは厄介なメンタルの持ち主でな」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 13:55:48.42 ID:KKdbAala0
 そう言って先生の体が動く、と言っても動いたのは肩から先だけで、動きもせずに触れる物といったら俺の体位のものでって。
先生の手が俺の顔に近づいた所で反射的に飛び退く。

「この通り肉体的接触に抵抗が有るようだからな、その辺も心配いらないだろ」

以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/21(日) 13:56:24.17 ID:KKdbAala0
 そう言って先生は颯爽と教室から去ってしまった。
いや去り際にチラッとこちらを見たような気もするが、とにかくそれ以上何も言う事なく帰ってしまったのだ。

 先生はそれで良いだろう。
元々ここに居た少女もそれで構わない筈だ。
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/21(日) 13:56:53.70 ID:KKdbAala0
 そのまま長机を挟んで少女と対称的な位置取りになるように椅子を設置して腰を下ろした俺に少女が冷たい目を向けてくる。
廊下の冷気よりも冷えきったそれは初対面の相手に向けるものにしては厳しすぎるような気がしたが、もしかしたらあれか殴ったり蹴ったりとかそういう事が日常茶飯事な女の子だったりするんだろうか。
だからあの時パッとそういう手段を思いついたし、先生も俺をここに連れてきたのだろうか。
だとしたら入部を希望したのは早まった選択だったかもしれない。
見たところ少女の肢体は一般的な少女のそれよりも華奢な位だったが、こちらもただの素人だ。
以下略



73Res/59.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice