過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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259:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:41:20.26 ID:fOxhNJlpO
平塚先生、ぜんぜん昼飯の時間の考慮してくれねぇし!俺が何も言わなかったから食べたと思ってんだろうなぁ。

残り少ない時間でもパンぐらいならかじれるだろうと購買に向かったが、見事なほどに何も残っていなかった。

なんでこんな時に限って完売とかするかね……。間の悪い自分を呪いたくなる。
以下略



260:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:42:10.48 ID:fOxhNJlpO

帰りのSHRが終わると、ぐったりとして机に突っ伏した。やっと終わった、長かった。

これから仕事に行くのかー。こんな状態で仕事のことなんか考えられるわけねぇだろ、くそっくそっ。空腹だとこんな風にイライラしますよね。

以下略



261:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:42:46.76 ID:fOxhNJlpO
どうやら俺が生徒会に行きたくなくてぐだっていると思われているようだ。

確かに面倒ではあるが、行かねばならないと思っているのにそう受け取られるのはアレなので否定しておく。

「これは違う……」
以下略



262:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:43:37.07 ID:fOxhNJlpO
「あ、ポッキーならあるよ。食べる?」

「くれんの、マジで?食う食う、超食う。今ならお前のクッキーでも喜んで食うわ」

「どういう意味だっ!もー、ヒッキーのバカっ」
以下略



263:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:44:13.26 ID:fOxhNJlpO
「ちょっ、おい、離せっ。なんで引っ張るんだ」

「だって逃げるかもしんないし」

あー、そうか。由比ヶ浜は俺の監視と連行という任務を与えられてるんだったな。ちゃんと脱走の意思がないことを示さないといけないということか。
以下略



264:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:44:48.36 ID:fOxhNJlpO
しばらく並んで歩いてからふとポケットに手を突っ込むと、いつもはそこにないものが手に触れ、言わなければならないことを思い出す。

「あ、これ返す。ありがとな」

借りていた由比ヶ浜のハンカチを取り出して手渡す。
以下略



265:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:45:25.73 ID:fOxhNJlpO
「ほんとだ。ちょっと赤いかな?ぐらいだね」

「も、もういいだろ」

「う、うん」
以下略



266:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:46:13.00 ID:fOxhNJlpO
「あー、それも悪くねぇな、開始はなんか半端な時間だし。雪ノ下に聞いてみるか」

「あ、うん。そうだね、ゆきのんにも聞かないとね」

「一応許可取らないとな」
以下略



267:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:46:52.41 ID:fOxhNJlpO
「まぁ席はずすことぐらいあんだろ。トイレとか平塚先生のとこじゃねぇの?」

「そだね。あ、ヒッキー、ほい」

由比ヶ浜が鞄からポッキーの箱を取り出し、俺に投げて寄越した。
以下略



268:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:47:27.16 ID:fOxhNJlpO
「そうだな。元々お前のなんだし遠慮なく取ってくれよ」

「んじゃあ……」

座っていた由比ヶ浜は中腰になって椅子を後ろ手に持つと、俺の席の横まで椅子ごと移動してきた。
以下略



269:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/22(水) 13:48:11.02 ID:fOxhNJlpO
「リスかお前は……」

「なっ、食べてるとこじろじろ見ないでよ。恥ずかしいじゃん……」

「ばっ、じろじろとは見てねぇよ」
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