123: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/20(月) 23:39:59.88 ID:zuLU0JZx0
神通「………………」
夕立「……反論しないんだ」
124: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/20(月) 23:41:09.62 ID:zuLU0JZx0
夕立「あのね、お願いがあるの」
神通「なんでしょうか?」
125: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/20(月) 23:41:56.00 ID:zuLU0JZx0
神通「待って!」
夕立「……なにかあるっぽい?」
126: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/20(月) 23:43:08.22 ID:zuLU0JZx0
夕立「神通さんが、あんまり提督さんに近づかなければいい。ただそれだけの話だよ」
神通「意味が理解できません。なぜそこに行き着くのですか?」
127: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/20(月) 23:43:58.25 ID:zuLU0JZx0
夕立「あ、いけない!提督さんに呼ばれてたんだった」
神通「……提督に?なぜ?」
128: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/20(月) 23:44:42.67 ID:zuLU0JZx0
129: ◆jSMhOnCsDM[sage saga]
2015/07/20(月) 23:45:33.49 ID:zuLU0JZx0
投下終了です
失礼します。
130:名無しNIPPER[sage]
2015/07/21(火) 01:04:05.66 ID:Lh3eKvLJ0
乙
盛り上がってまいりました
131: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/21(火) 23:40:25.46 ID:rkG+liIa0
あの言葉の意味を、ずっと考えていた。いや、でも、きっとそのままの意味なのだろう。彼女は大胆にも、秘書であるこの私に『提督に近づくな』と言ってきたのだ。わかりきっていたのに真正面から鈍器で思い切り殴られたような、そんな感覚。予想しきっていたのに宣戦布告され、それと同時に奇襲攻撃で大打撃を受けたような、そんな状況。
考えれば考えるほどわからなくて、自らが疲弊して蝕まれて、それを肌で感じるごとにどんどん寒くなっていく。暑くて少し汗が出ているほどなのに寒い。冷えて固まったのだろうか?
132: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/21(火) 23:41:31.66 ID:rkG+liIa0
思い切って閉じていた目を開くと、そこには提督ではなく、ただただ暗く映し出された私室の天井があるだけ。重くて今にも落ちてきそう。やはり夢は夢でしかなかったのです。
でも、どうして私はこんなに暗くて、面白みもなくて、無機質で、何よりも提督のいない部屋に閉じ籠っているのでしょうか?
眠るときに提督のお傍に居ることができるのは秘書の特権……。
133: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/21(火) 23:43:34.87 ID:rkG+liIa0
……ああ、そうだ、あの言葉。やけに挑発的な赤い眼が突き刺さる。
きっとあの言葉に縛られているのだ。そうに違いない。でも大丈夫、今すぐ解き放ってあげますね。
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