過去ログ - 紬「飼猫のころしかた」
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17: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 23:18:04.87 ID:if7sMFiq0
つづく。


18:名無しNIPPER[saga]
2015/07/12(日) 09:50:56.48 ID:KYUJqWZPO



19: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/08/10(月) 04:39:36.78 ID:yyMNkMTx0
春。
N女子大学入学式の数日前。
寮の一室に琴吹紬と中野梓はいた。

「それで、梓ちゃん、本当によかったの? 唯ちゃん達と同じ寮じゃなくて」
以下略



20: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/08/10(月) 04:41:25.48 ID:yyMNkMTx0
黒猫を飼うことを決めた当時、実家で預かってもらう予定だった。
唯達と一緒に暮らしていた寮はペット禁止だったからだ。
しかしその後調べて見ると、N女子大には寮が4つあり、そのうち一番古いこの寮だけはペットを飼えることが判明した。
紬はすぐに転寮手続きをとり、こちらの寮に越してきた。
唯達と離ればなれになるのは辛かったが、大学で毎日のように会えるので、我慢しようと決めたのだ。
以下略



21: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/08/10(月) 04:42:12.06 ID:yyMNkMTx0
「梓ちゃんが隣に来るって、ユズ。よかったね」

紬は膝の上に陣取っている猫の背中を撫でながら話しかける。
ユズと名付けられた黒猫はくつろいだ様子でそれを受け入れる。

以下略



22: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/08/10(月) 04:42:46.32 ID:yyMNkMTx0
「やっぱり、なんだか下に見られてる気がします」

「ふふ、そのうちなついてくれるわよ」

そう言って紬は黒猫の背中を撫でる。
以下略



23: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga]
2015/08/10(月) 04:44:16.97 ID:yyMNkMTx0
つづく。


24:名無しNIPPER[sage]
2015/08/10(月) 05:23:06.44 ID:QIzqK6SBO
期待してるわ


25:名無しNIPPER[sage]
2015/08/10(月) 18:37:42.67 ID:/gUNsU/Oo
どんな結末になるのか気になるね


26: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/09/08(火) 03:44:12.90 ID:A5HdXSeI0
こうして紬と梓はお隣さんになった。

黒猫のためとはいえ、紬は前の寮を出たことを少なからず後悔していた。
自分で決めたことであっても、やはり唯たちと同じ寮で過ごせないのは辛いことだった。
もちろん遊びにいくこともあったが、ユズの世話もあるので、あまり入り浸っているわけにもいかない。
以下略



27: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/09/08(火) 03:44:58.52 ID:A5HdXSeI0
1限目に講義のある日は、梓が起こしに来るようになった。
できるだけ周りに隠してきたことだが、紬は朝が弱い。
特に春先は布団の誘惑に勝てず、目覚まし時計が鳴っていても後3分…5分…と誘惑に負け、遅刻してしまうこともあった。
前の寮にいたときはこっそり澪に頼んで起こしてもらっていたのだが、こちらの寮に来てからは隠し通してきた。

以下略



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