過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:30:51.73 ID:Lv9/9Z470
霧島「アタシは本気でお前を可愛いと思ってるんだぜ、金剛? 特に……アタシの腕の中で許しを請うお前は最高だ。何度だって抱きたくなる」
金剛「いやっ……んっ!」
首筋を這う手が胸元へと移り、バスタオルの上からその豊かな膨らみをゆするように揉みしだきます。
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:31:58.60 ID:Lv9/9Z470
霧島さんの濡れた舌に耳を舐られて、金剛さんが甘い悲鳴を上げます。手が再び乳房の上を這い、その体がびくんと震えました。
たまらず金剛さんはその腕から逃れようようとしますが、霧島さんは一層強く金剛さんを抱き寄せます。私が目の前にいるのに、遠慮なさすぎです。
電「あの……私はもう行っていいでしょうか」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:32:25.36 ID:Lv9/9Z470
霧島さんが鎮守府を掌握するのは時間の問題のように思われました。暴力と知性を併せ持つ、霧島さんを止める術は今のところありません。
金剛さんを助けることすら、私にはできない。その事実が重く私の心にのしかかりました。
暗澹たる気持ちで、自室へと歩き出しました。もう眠ってしまいたい。何も考えずに、できることなら今見聞きしたことも全部忘れて眠りたい。
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764
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:32:53.86 ID:Lv9/9Z470
さあっ、と顔から血の気が引いていくのがわかりました。慌てて音のするほうへ駆け出します。
電「なっ……じゅ、隼鷹さん!? 何をしているんですか!」
隼鷹「……あれ、電ちゃん。なんでこんなとこにいんの?」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:33:28.12 ID:Lv9/9Z470
電「あの……隼鷹さんが今叩いてるのは、赤城さんの部屋です」
隼鷹「知ってるに決まってるじゃん。あたしは赤城に用があるんだ」
電「そんなにノックしても出ないってことは、眠ってらっしゃると思うんですけど……」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:33:56.99 ID:Lv9/9Z470
何としてもやめてもらいたいのですが、どういうわけか隼鷹さんが私の話をまったく聞いてくれません。
私が途方に暮れているうちに、とうとうドアノブがゆっくりと回り、重たげに扉が内側から開かれました。
赤城「……何ですか、うるさいですね」
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767
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:34:36.33 ID:Lv9/9Z470
赤城「……はあ。手身近にお願いしますよ」
諦めた赤城さんが、あからさまに面倒くさそうに扉を開けます。寝起きで不機嫌な赤城さん。火にくべられた不発弾のそばにでもいる気分です。
赤城「で……何ですか、聞きたいことって」
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768
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:35:25.36 ID:Lv9/9Z470
隼鷹「確かな話らしいよ。大破進撃すれば艤装の生命維持装置が機能しなくなって轟沈する危険が出てくるけど、夜戦突入にその心配はない、と」
赤城「そうは言っても、現に私たちはそれを経験しているんじゃないですか」
隼鷹「ああ、そうだね。だけど、少なくとも他の鎮守府で夜戦による轟沈が起きたケースは今まで1回もない」
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769
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:35:53.48 ID:Lv9/9Z470
隼鷹「あたしは龍驤が轟沈する姿を見ていない。扶桑も、山城も、誰もその瞬間を見ちゃいないんだ」
赤城「それはまあ、夜戦ですから。敵と味方を区別することに精一杯ですものね」
隼鷹「そうだな。夜戦は見通しが悪くて、味方と逸れることもしょっちゅうだ」
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770
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:36:29.70 ID:Lv9/9Z470
赤城「ああ……そうでしたね。確かに、龍驤さんの轟沈を確認したのは私でした。敵の雷撃を受けて、龍驤さんは海底に沈みました」
隼鷹「その後のことを覚えてるか? 敵を撃退した後、扶桑の照明弾の下に集ったとき、あんたは返り血に染まっていた」
赤城「ええ。敵を至近距離で撃破したので、そのときに浴びたものですね」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 21:37:19.49 ID:Lv9/9Z470
隼鷹「そのときはあたしもすんなり信じたよ。なんせ、実際に龍驤は沈んでるんだからね」
隼鷹「それを知らなかった自分を責めたし、提督を憎んだこともある。だけどまあ、事故だと思って気にしないことにした。死ぬほど悲しかったけどね」
赤城「はあ、そうですか。何を言いたいんですか?」
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