過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:04:54.99 ID:Lv9/9Z470
提督「そういうことならいいだろう。そうだな、まず今の状況だが……」
霧島「あ、あの……もし良かったらでいいんですけど、もっと静かな場所でお話しませんか? できれば、その……2人きりで」
霧島さん、早くも勝負を決めに掛かりました。提督さんは戸惑いつつもかすかに顔を赤らめ、満更でもない反応を見せています。
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799
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:05:21.52 ID:Lv9/9Z470
提督「じゃあ……霧島。そこの艤装保管庫でいいか?」
霧島「はい。それじゃ、行きましょう」
扶桑さんが金剛さんに足止めされている間に、提督は霧島さんと連れ立って行きました。
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800
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:06:05.22 ID:Lv9/9Z470
赤城「早くしてくださいよ。私、お腹が空きました。それとも、先に艦載機の補充を済ませたほうがいいでしょうか?」
電「いえ、すぐに用意できますから補給の方を……」
瞬間、強烈なめまいに襲われました。
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801
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:06:45.30 ID:Lv9/9Z470
赤城「電さんも寝不足ですか? ダメですよ、ちゃんと寝なきゃ。で、まず補給でいいんでしょうか」
電「……いえ、先に艦載機の補充をお願いできますか? 妖精さんの数が足りなくて、補給資源の用意に手が回らないのです」
意外なほど、その言葉はすっと出てきました。このとき、私はとうとう地獄の門を開いたのです。
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802
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:07:37.50 ID:Lv9/9Z470
タイミングが狂えば失敗する可能性もあります。ですが、そうはならない気がしていました。
私は物陰に隠れ、そのときを待ちます。最初に戻ってきたのは、やはり霧島さんでした。
霧島「ふぅ、さすが提督。なかなかの奥手でした。ま、あそこまで状況を整えれば体を求めてくるのは当然ですよね」
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803
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:08:05.11 ID:Lv9/9Z470
今の霧島さんは一見、知的で冷静な人に見えますが、あれは仮面。本当の姿は強欲でエゴイストなインテリヤクザです。
加えて戦艦の人はほぼ例外なく大食いです。赤城さんほどでなくても、内心は補給で与えられる以上の資源を食べたいと思っています。
強欲で大食いなはずの霧島さんが、必要以上に用意されている補給資源を前にして、どんな行動を取るか。やはり自分のものにすると思っていました。
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804
:
◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:08:42.56 ID:Lv9/9Z470
霧島「えっ?」
あれだけあった資源の大半を食べ終える頃、霧島さんの背後から声を掛けた人。それは赤城さんでした。
赤城さんが艦載機の補充を終えるいつもの時間を考えて、そろそろ戻ってくる頃だと思っていました。
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805
:
◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:09:12.98 ID:Lv9/9Z470
霧島「すみません、私が間違って食べちゃったみたいです。電さんか提督に言って、また用意してもらえばいいんじゃないでしょうか。もぐもぐ……」
赤城「ちょっと……食べるのをやめなさい」
それが赤城さんのぶんだったと知っても、霧島さんは食べるのをやめません。とうとう全て食べ尽くしてしまいました。
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806
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:10:10.51 ID:Lv9/9Z470
抑えられなくなった殺意が噴き上がります。穏やかな仮面を脱ぎ捨て、暴食の化身が霧島さんに向けて咆哮しました。
そうですよね。赤城さんがご飯のことで人を許すなんてこと、あるはずありませんよね。
赤城「下等な戦艦風情がこの赤城の飯に手を付けおって! その罪、許されると思うな!」
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807
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:10:56.53 ID:Lv9/9Z470
眼鏡を外す、それは開戦のゴングと同義です。始めていただきましょう、鎮守府最恐艦娘決定戦を。
霧島「ずいぶんと言ってくれるなあ、おい。艦載機がなけりゃ役立たずの浮島の分際でよお」
赤城「……何だと?」
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808
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/13(日) 22:11:41.69 ID:Lv9/9Z470
霧島「腹が減ってんだろ? おら、食わせてやるからさっさとそのでけえケツからクソを出しやがれ! ビチグソ一航戦がよお!」
霧島「さっさと出せオラ、恥じらいなんて高尚なもん持ち合わせてねえだろうが! 飛行機飛ばしてはしゃいでるメス猿の分際でガボォウフ!」
凶暴さでは互角でも、地力には天と地ほどの差がある。予想はしていましたが、あっけない幕切れでした。
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