過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:04:35.58 ID:H6ySCzUl0
龍驤『あかん、あいつらの瑞雲に九六式艦攻じゃ太刀打ちできひん! 制空権を奪われてしもうた!』
龍田『こちら龍田、元気いっぱいの山城が襲いかかって来たわ! どうなってるのよ!?』
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:05:07.34 ID:H6ySCzUl0
扶桑さんたちは最初からこれを計画していた。艦隊が分かれたとき、扶桑さんたちは見えなくなってから、すぐに鎮守府へと転進したのです。
軽空母が偵察機を飛ばし始めた頃には、その偵察範囲をくぐり抜け、すでに鎮守府の間近で待機していた。
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:06:12.64 ID:H6ySCzUl0
赤城さんは背中に手をやると、背負った矢筒の中から「彼女」を見せびらかすように私たちの前へ差し出しました。
隼鷹「お、おい……あれは、妖精さんのエラー娘!?」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:07:35.09 ID:H6ySCzUl0
電「あなたは……どこまで腐っているのです! 罪のない弱者を虐げて、何とも思わないのですか!」
赤城「ふふ、弱者ならではの質問ですね。お答えしましょう、とても楽しいですよ、私は」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:08:18.24 ID:H6ySCzUl0
そうです、私たちは急いで鎮守府に戻らなくてはなりません。そうしなければ、鎮守府にいるみんなが全滅してしまいます。
だけど、赤城さんを放置するわけにはいかない。もし赤城さんまで鎮守府に攻めてきたら、それこそ絶対絶命です。
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:09:03.60 ID:H6ySCzUl0
頭の上に温かい手が置かれ、その安心感に昂っていた感情がすっと冷えていきます。
隼鷹「……電ちゃん。あいつの様子からして、あたしたちの計画までは漏れてないと思わない?」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:09:32.13 ID:H6ySCzUl0
大和「じゅ、隼鷹さん、赤城と一騎打ちを挑むつもりですか!? いくらあなたでも、無茶です!」
足柄「私たちが助けに戻ってこれる保証だってないのよ! やっぱり全員で赤城を……」
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:10:15.49 ID:H6ySCzUl0
隼鷹さんを1人残し、私たちは鎮守府へと最速で航行します。赤城さんが追撃してくる気配はありません。
私たちが戻るまで、約10分。それまで、みんなには何としても持ちこたえてもらわなければなりません。
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:10:50.96 ID:H6ySCzUl0
高雄『ええっ! 私たちもですか!?』
愛宕『あの、私たち演習すらしたことないんですけど!』
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◆hJ5a7d.jWc
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2015/09/21(月) 09:11:22.81 ID:H6ySCzUl0
電「なら、通路を利用してゲリラ戦を仕掛けてください! 倒すことは考えず、とにかく撹乱して時間を稼いでください! お願い、持ちこたえて!」
不知火『かしこまりました! 皆の者、聞こえたな! 行くぞ、サンダーボルト艦隊の真の力を見せるのだ!』
電「あとは……龍驤さん! 艦載機はまだ残っていますか!」
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