過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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925: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:04:35.58 ID:H6ySCzUl0

龍驤『あかん、あいつらの瑞雲に九六式艦攻じゃ太刀打ちできひん! 制空権を奪われてしもうた!』

龍田『こちら龍田、元気いっぱいの山城が襲いかかって来たわ! どうなってるのよ!?』

以下略



926: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:05:07.34 ID:H6ySCzUl0

扶桑さんたちは最初からこれを計画していた。艦隊が分かれたとき、扶桑さんたちは見えなくなってから、すぐに鎮守府へと転進したのです。

軽空母が偵察機を飛ばし始めた頃には、その偵察範囲をくぐり抜け、すでに鎮守府の間近で待機していた。

以下略



927: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:06:12.64 ID:H6ySCzUl0

赤城さんは背中に手をやると、背負った矢筒の中から「彼女」を見せびらかすように私たちの前へ差し出しました。

隼鷹「お、おい……あれは、妖精さんのエラー娘!?」

以下略



928: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:07:35.09 ID:H6ySCzUl0

電「あなたは……どこまで腐っているのです! 罪のない弱者を虐げて、何とも思わないのですか!」

赤城「ふふ、弱者ならではの質問ですね。お答えしましょう、とても楽しいですよ、私は」

以下略



929: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:08:18.24 ID:H6ySCzUl0

そうです、私たちは急いで鎮守府に戻らなくてはなりません。そうしなければ、鎮守府にいるみんなが全滅してしまいます。

だけど、赤城さんを放置するわけにはいかない。もし赤城さんまで鎮守府に攻めてきたら、それこそ絶対絶命です。

以下略



930: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:09:03.60 ID:H6ySCzUl0

頭の上に温かい手が置かれ、その安心感に昂っていた感情がすっと冷えていきます。

隼鷹「……電ちゃん。あいつの様子からして、あたしたちの計画までは漏れてないと思わない?」

以下略



931: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:09:32.13 ID:H6ySCzUl0

大和「じゅ、隼鷹さん、赤城と一騎打ちを挑むつもりですか!? いくらあなたでも、無茶です!」

足柄「私たちが助けに戻ってこれる保証だってないのよ! やっぱり全員で赤城を……」

以下略



932: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:10:15.49 ID:H6ySCzUl0

隼鷹さんを1人残し、私たちは鎮守府へと最速で航行します。赤城さんが追撃してくる気配はありません。

私たちが戻るまで、約10分。それまで、みんなには何としても持ちこたえてもらわなければなりません。

以下略



933: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:10:50.96 ID:H6ySCzUl0

高雄『ええっ! 私たちもですか!?』

愛宕『あの、私たち演習すらしたことないんですけど!』

以下略



934: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:11:22.81 ID:H6ySCzUl0
電「なら、通路を利用してゲリラ戦を仕掛けてください! 倒すことは考えず、とにかく撹乱して時間を稼いでください! お願い、持ちこたえて!」

不知火『かしこまりました! 皆の者、聞こえたな! 行くぞ、サンダーボルト艦隊の真の力を見せるのだ!』

電「あとは……龍驤さん! 艦載機はまだ残っていますか!」
以下略



935: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/21(月) 09:11:57.94 ID:H6ySCzUl0

電たちが争乱の鎮守府へと向かう中、もう1つの戦いが火蓋を切ろうとしていた。

悠然と佇むのは栄光の第一航空戦隊、初代旗艦。正規空母、赤城。

以下略



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