過去ログ - 盗賊「コインの表と裏」
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110: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 15:35:40.26 ID:Ut9bCkLSo
ちょっと短いけどここまで(・ε・)
また夜にでも


111:名無しNIPPER[sage]
2015/07/23(木) 19:02:35.42 ID:B+/S/Ktp0
乙!
やっと追いつきました!

こういうダークヒーロー系な勇者モノって珍しいような気がするんですけど、何がきっかけで思いつきました?


112: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 21:57:00.55 ID:Ut9bCkLSo
終わらせますぞ

>>111
勇者が無敵の胸糞系SSを読んでた時に思いついたよ


113:名無しNIPPER[sage]
2015/07/23(木) 21:57:27.94 ID:Ut9bCkLSo

魔王城には魔物はおらず、自分達が倒した魔物の死骸ですらそのままだった。
やはり、今の勇者に満足に魔王として活動出来る程の力はないと見える。

盗賊「………絶望、か」
以下略



114: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 21:58:03.52 ID:Ut9bCkLSo

勇者「………へえ、生きてたのか」

僧侶「…………あ、ぁ?」

以下略



115: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 21:58:33.31 ID:Ut9bCkLSo

勇者「あっはっは、死んだんだ! そりゃそうか、心臓を貫いたんだ」
「蘇生魔法ですら、彼女を治癒する事は出来やしないさ……くっく、あっはっは!」

盗賊「そんなに面白いか、勇者」
以下略



116: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 21:59:12.43 ID:Ut9bCkLSo

勇者「ふぅん。それで、何が言いたいのさ」

盗賊「お前は心底ド直球正義感野郎だからな。俺の事を最後まで仲間だと思えなかったんだろう」
「だから……智将なんかに、漬け込まれる。真面目すぎるヤツほど、”染まり”易いんだよ……」
以下略



117: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 21:59:38.34 ID:Ut9bCkLSo

盗賊「弱虫さんだな、魔王サマ。勇者に勝つ自信がそんなになかったのか? 自分の側近を捨ててまで、さ」

刹那、勇者の身体が動く。僧侶を放り投げ、盗賊へと駆ける―――速い。

以下略



118: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 22:00:07.50 ID:Ut9bCkLSo

勇者「……ヤツが生きていると申すか。くっく、全くしぶとい」
「貴様と同じく、仲間に逃がされた腰抜けよ。貴様の方が仲間の敵を討とうとする分、幾分かはマシだな”盗賊”よ」

盗賊「……あの人は、立派に今も戦ってるさ。慣れない聖職者になって、罪を償い続けている」
以下略



119: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 22:00:36.73 ID:Ut9bCkLSo

盗賊(……今か? いや、まだ早い―――だけど、このままじゃ)

勇者「くっく! この部屋を覆い尽くす程の雷撃だ! 如何に速く動ける貴様でも、これを躱す事はできまい」
「二度、我の攻撃を躱した事は褒めてやろう―――極大、雷撃ィ」
以下略



120: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/23(木) 22:01:15.11 ID:Ut9bCkLSo

盗賊「ああああああああああああっ!!!」

勇者へと突きつけるは”紅いダガー”。
智将から奪った、盗賊の最大にして最後の一振り。
以下略



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