過去ログ - 和「かまいたちの夜」
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84:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 18:10:02.25 ID:5uQHH2Qt0
見るとそこには、智葉さんがいた。多少顔が蒼白かったけれど、智葉さんはニッと白い歯を見せ、なんともないことを示した。

ああ、生きてた!

私と咲さんは立ち上がり、智葉さんの側によった。
以下略



85:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 18:11:57.37 ID:5uQHH2Qt0
久「少し凍傷しているだけ。私と照は大丈夫よ」

弘世さんがぐったりとしていたので、私が症状を聞くと部長はそう返事した。

しかしそこには大星さんの姿がなかった。
以下略



86:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:02:51.80 ID:5uQHH2Qt0
9

私は再びソファーに座っていた。

談話室には今私と咲さん、愛宕さんと末原さんだけがいた。
以下略



87:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:04:41.07 ID:5uQHH2Qt0
恭子「……あまり気乗りせえへんけど、一応新子たちにも事情知らせなあかんなあ」

末原さんはそう言って腰を浮かしかけた。

だけど愛宕さんはそれを制した。
以下略



88:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:06:26.70 ID:5uQHH2Qt0
数分後、二階からはまず部長が降りてきた。

久「あはは、ずいぶん少なくなったわね」

珍しく弱音のようなことを言ったので、私は耳を疑って部長を見ました。部長は私に気付いて、弱々しく微笑を浮かべました。
以下略



89:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:10:44.07 ID:5uQHH2Qt0
久「さてととりあえず状況を整理しましょうか」

恭子「いや、それは主将が戻ってからでええやろ」

なるほど確かにそれはその通りでした。
以下略



90:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:12:48.94 ID:5uQHH2Qt0
穏乃「さっき何だか下が騒ぎになってたみたいで、少しこっちも事情があって遅れちゃったんですけど……すみませんでした。ところで一体何があったんですか?」

何だか穏乃の言うことには違和感を覚えた。

どうして何が起きたのか、大星さんのこととかを知らないんでしょう。
以下略



91:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:16:01.69 ID:5uQHH2Qt0
誰かが何かを言う前に末原さんはもう二階に駆け出していた。部長と智葉さんはそれに続いて……そして私たちは混乱しながらもついていった。

二階に上がると、まず見えたのは憧たちの部屋に入る末原さんたちの姿だった。

憧は何やらうしろで言っていたが、私は気にせずに追って入った。
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92:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:18:07.42 ID:5uQHH2Qt0
どうやらこの部屋には愛宕さんはいないらしく、末原さんは諦めて部屋を出ていく。

私たちが追いかけると、末原さんは次に隣の部屋(一番奥の部長たちの部屋じゃなく、奥から三番目の部屋で、そこは末原さんたちの部屋だった)に入っていった。

私たちも続いて部屋に入った。しかし私たちはすぐに異常に気付いて、立ち止まった。
以下略



93:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:20:38.51 ID:5uQHH2Qt0
いよいよ例の疑いは確実なものになる。

部長は黙って末原さんの横を通る。末原は肩が当たった衝撃でそのまま地べたに座り込んでしまいました。まるで無力な少女のように。

そして障害物のなくし全貌が見えた部屋の中、ベッドの上で愛宕さんが力なく死んでいた。
以下略



94:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 19:28:39.87 ID:5uQHH2Qt0
10

私たちはまた談話室に集まっていた。流石にまた人が死んだと言うこともあり、憧たちも一緒にいた。

話は当然愛宕さんのことだった。愛宕さんは……胸を何度か刺されて死んでいた。
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