過去ログ - 犬勇者「わんわんお!」
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48: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/09(日) 11:30:57.95 ID:3Ri8fxGZo

呪術師「驚いた?」

王城の廊下で、呪術師は俺に笑いかけて言った。

犬勇者「わんわん」(いや、そりゃそうだろ……)

まさか、呪術師と魔法使いが王の義理の娘とは思わなかった。
だとしたら俺は大変な人間をパーティに加えてて、大変な人間と……お風呂、入ったんだなあ。

犬勇者(王にバレたら殺されるんじゃないだろうか。やだやだ、近衛兵とかめっちゃビビってたし)

呪術師「王に拾われて、王家の一員として育った。今でも、あの人は私たちを娘と思ってくれている」
「だけど……魔法使いはともかく、私は相応しくない。まったく……優しすぎるのが、あの人の悪いところ……」

犬勇者(……だけど、嬉しそうだな呪術師)

ぶつくさ言いながらも、少し微笑みを浮かべる呪術師に見惚れた。

呪術師「さて、着いた。ごめんね、関係ない君まで一緒に連れて来て)

犬勇者(関係ありまくりなんで、問題ないんだなあこれが)

呪術師が扉を開くと、仰々しく装飾の施された室内が目に入った。
儀礼用の祭壇の様な場所に、見知った顔が三人寝かしつけられていた……。


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