過去ログ - 涙目で熱い吐息を漏らす姉が弟に抱かれる話
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46: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 00:30:07.27 ID:FxJ+yHgFo

婆ちゃんの家から最も近い駅。

それでも直線距離にしてさえ10kmほどもあるのだけど、随分と近づいたのは間違いない。

まだまだ見覚えのあった隣市の駅はもちろん、そこから乗り込んだ列車の中も景色こそ移ろえど空間としては慣れた地の続きに思えていた。


「すごいところまで来たね、私達」


だからそこでやっと地元から遠く離れた場所へと放り出された感覚に襲われ、急に不安が胸を支配した。きっと姉ちゃんも同じだったと思う。

でも僕はそれを胸に押し殺した。

そして初めて自分から姉ちゃんに手を差し延べたんだ。


「大丈夫だよ、二人でなら」


本当は「僕がついてるから」と言いたかったけど、それは照れ臭くて言葉にできなかった。

姉ちゃんは意表をつかれたのか目を丸くしていた。

そして失礼にも小さく吹き出し、でもその笑顔のまま僕の手を握った。


「かっこいいぞ、ちびちゃん」

「もうチビじゃないし、平均あるし」

「でも私よりはチビだもん」


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