過去ログ - 涙目で熱い吐息を漏らす姉が弟に抱かれる話
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47: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 00:31:13.63 ID:FxJ+yHgFo

駅の構内にあった簡易な地図つきのパンフレットを手にとり、僕らは歩き始めた。

バスを利用しようとも考えたが、婆ちゃんの家の方面へ向かう便は13時半まで無い。

以下略



48: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 00:32:09.37 ID:FxJ+yHgFo

地元よりは幾分か標高があり気温も少しは低い…とはいっても八月の日差しは容赦無く僕らを襲った。

歩き始めて一時間と少し、身体にも多少の疲労が出始める頃に歩いていたのは建物のほとんど無い田舎道。

以下略



49: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 00:33:15.07 ID:FxJ+yHgFo

「今どのくらい進んだかな」

「地図見るのやめよ、さっき確かめた時に『まだここかぁ』ってちょっと落ち込んだもん」

以下略



50:名無しNIPPER[sage]
2015/08/06(木) 09:34:41.01 ID:Tq8wxhdBO
良いね 期待


51: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:28:19.34 ID:lxFZTh2rO

「さすがにそろそろお母さん達、不審がってるだろうね」


進む道が川を挟んで反対に切り替わる、その橋の上を歩きながら姉ちゃんはそう言った。
以下略



52: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:28:56.32 ID:lxFZTh2rO

何度か「曇ればいいのに」と零し、真っ青な空を恨んだ。

しかしその呪いは後になって効き、しかも少々過ぎたものだったらしい。

以下略



53: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:30:09.52 ID:lxFZTh2rO

そう多くはないが民家が並ぶ集落、そのはずれにあったほとんど利用されていないであろう小さな公園。

僕らは丘に大きな土管を埋めて作られたトンネル型遊具の中に避難した。

以下略



54: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:31:07.51 ID:lxFZTh2rO

駆け込んだ車内に乗客はほとんどいなかった。

でもその中で一番近い席に座っていたおじいさんは僕らの髪がびしょ濡れな事に気づき声を掛けてきた。

以下略



55: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:32:38.47 ID:lxFZTh2rO

15分ほど揺られ、乗ってからみっつ目の停留所でバスは停まった。

その時変わった次のバス停の表示を見て、姉ちゃんは「えっ」という声をあげた。

以下略



56: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:33:45.38 ID:lxFZTh2rO

それでも僕らは歩き始めた。

今バスで来た道を反対向きに、道を逸れてからは長く走っていない事を願って。

以下略



57: ◆LRJytAPfz.[saga]
2015/08/06(木) 12:34:52.87 ID:lxFZTh2rO

「…今は夏だもん、日は長いよ。暗くなってすぐくらいには着けるんじゃないかな」


姉ちゃんが口にした野犬というキーワード、本当は僕も怖かった。
以下略



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