290: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 04:10:32.72 ID:s8phhYh5O
その言葉を手帖に書き留め、
「なるほどな。それじゃあ、ステージに立つ方向で試しにやってみようか」
Pは、パタンと閉じてから、視線を向けて問うた。
凛は大きく頷いてレッスンバッグを再度握りしめ、颯爽と出発していった。
プロデューサーが自分に意見を求めてくれた――そんな嬉しさによるものだろう。
昨日あんな失敗を犯したとは思えない力強さが、彼女の背中に宿っていた。
社長とちひろが、凛の後ろ姿を、目を細めて見送る。
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