過去ログ - 渋谷凛「私は――負けたくない」
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373:参考までに[sage !蒼_res]
2015/08/10(月) 05:21:42.91 ID:s8phhYh5O


Aril Brikha - On & On
https://www.youtube.com/watch?v=-4i7SiWpvmc

以下略



374: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:23:01.45 ID:s8phhYh5O


――

日曜。
以下略



375: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:23:40.64 ID:s8phhYh5O
企画者の特権とでも云おうか、凛はタイムテーブルのだいぶ美味しい部分にねじ込んである。

勿論、Pの呼び掛けに呼応したアイドルの中で、現状最も知名度のある子はトリへと配置。

流石に、新人に〆のステージをやらせるわけにはいかないのはPも凛も承知していた。
以下略



376: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:24:07.95 ID:s8phhYh5O
さあ、Pのできるお膳立てはした。

あとは、凛が、凛自身で、フロアにたむろする客の目と耳を掴まなければならない。

もう間もなく出番だ。
以下略



377: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:24:57.16 ID:s8phhYh5O
「ふふっ、……かもね?」

否定せず意地悪く笑う凛に、Pはこめかみを掻いてひとつ咳払いし、

「なんにせよ、今、煌やかなアイドルの衣装をまとうお前は、誰よりも輝いてる。自信を持っていい」
以下略



378: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:25:31.92 ID:s8phhYh5O
髪飾りや手にあしらわれた紫の花のワンポイントと、何よりも凛自身の碧い瞳がくっきりと活きるのだ。

「こんな恰好するの初めてだけど、ちょっと嬉しい、かな」

はにかんで、しばらく間を置いてから微笑んだ。
以下略



379: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:26:20.75 ID:s8phhYh5O

狭いフロアに、熱気が渦巻く。

凛のパフォーマンスは、頭一つ、いや、それ以上に抜きん出ていた。

以下略



380: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:26:46.12 ID:s8phhYh5O
きりりとした意志の強そうな表情、芯のしっかりした歌声、キレのよいダンス。

凛は、固定ファンの多数存在する、トリを務めたアイドルとほぼ互角の興奮を生み出したのだ。

それは、本日デビューでこのステージが初めてという者がおよそ達成できる偉業ではない。
以下略



381: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:27:13.87 ID:s8phhYh5O
凛の初舞台、その勇姿を本当は前列で見たかったのだが……

予想以上の混雑と熱狂で、まるで地下鉄東西線の朝ラッシュの如く弾かれてしまった。

「……すげえな」
以下略



382: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:27:48.26 ID:s8phhYh5O
結局そのまま、ここが彼女らの指定席。

最後まで、近くて遠いステージを見詰めていた。

「こないだ屋上で聞いた時は、根は真面目なアイツがアイドルなんて性質の悪い冗談かと思ったけどさ」
以下略



383: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/08/10(月) 05:28:19.31 ID:s8phhYh5O
演り終えた凛が、新たに獲得したファンとフロアの端で記念撮影をしているのを遠目に、二人は感慨深気だ。

「これは、自慢話が捗るわね」

あづさが期待に胸膨らませると、
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