28:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/16(日) 23:10:09.95 ID:GQNoXVLk0
「ただいま暁、響。預かり役ご苦労様」
「全然! 一人前のレディーならこれくらい楽にこなさなきゃね!」
得意げに胸を張る小柄な少女に、翔鶴が微笑ましげにうなずいた。
「こっちは変わりなかったよ。夕刻までに届いた書類は、保管箱に仕分けしておいたから後で確認してみて」淀みない響の報告。
第六駆逐隊、最新鋭の駆逐艦を表す特型の少女二人。性格は違えどおしゃまな部分は共通。
「気が利くわね、助かるわ」
「いいや。ところで瑞鶴は……小破かな?」
澄んだ水を思わせる薄い青の瞳。巫女服の肩口がほつれているのを認める。
「うぅ、最後の最後でぇ〜」
指摘されるや瑞鶴ががっくり肩を落とした。
演習終了が告げられる間際、高所からの執拗な爆撃を避けることに気を取られ、背後から接近してきた愛岩に気づくのが遅れたのだ。
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