17: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/13(木) 22:14:13.70 ID:SYGMyPD1o
つづく
18:名無しNIPPER[sage]
2015/08/14(金) 01:11:25.59 ID:WRke8RSAO
乙
どうなる
19:名無しNIPPER
2015/08/14(金) 05:29:28.84 ID:tkUmKqJO0
ふむ。いいね。
20:名無しNIPPER[sage]
2015/08/14(金) 05:55:54.23 ID:nVAOBE0SO
乙
インコが主人公とか俺得
21: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/14(金) 16:45:06.33 ID:9XUzSbFIo
ある夕べ、モモは網戸から空を見上げていた。
そのはるかな高みでは何羽もの鳥が行き交い、遠く鳴き声を響かせていた。
「どうしたの?」
22: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/14(金) 16:45:33.00 ID:9XUzSbFIo
「ぼくなんか面白いかな」
「面白いよ?」
「ろくに飛べないのに?」
「え、そうなの?」
23: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/14(金) 16:46:14.18 ID:9XUzSbFIo
猫は相変わらず片目片耳だけで話を聞いていた。
が、体を半回転させて腹ばいになると、前足に顎を乗せて微笑んだ。
「それくらい問題ないんじゃない?」
24: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/14(金) 16:46:44.85 ID:9XUzSbFIo
モモは言葉を失った。
静かになったので鳥たちの声がよく聞こえた。
「……カラスが飛んでるねえ」
25: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/14(金) 16:47:11.68 ID:9XUzSbFIo
驚いて視線を下ろすと、猫が立ち上がったところだった。
ふわあと大きなあくびを一つ。彼女はこちらに背を向けた。
「まあカラスはあんたなんか相手にしないだろうし、あとわたしの気が向いた時だけね」
26: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/14(金) 16:47:38.57 ID:9XUzSbFIo
ところでモモはなんだか変だなあとは思っていた。
違和感があって、それが何なのか今まではわかっていなかったのだけれど、ある日ふいに気づいた。
「猫さん、太った?」
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