過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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119:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/30(日) 23:10:48.54 ID:G+niSgN10
「どうする?ヒッキー、ゆきのん」

「どうするもこうするも、とりあえずは行ってみないことにはな。変身!」

「その通りね、変身!」

「変身!」

「Spin Vent」

「Hold Vent」

そこではまさに、戸部と留美が戦闘を開始しようとしていた。

戸部はさすまた状の武器を、留美はまるでヨーヨーのような武器を使っている。

そのかわいげな見た目とは裏腹に、ヨーヨーはずいぶん強力な武器だった。

伸縮自在でリーチも広く、さらには糸の部分を敵の武器に巻きつけたりして、行動の幅を狭め

ている。

「想像以上の手だれだな……」

「そうね、あれはそうとうに厄介な武器よ」

「調子にノンなぁっ!」

武器を失った戸部は、怒りにまかせて留美に襲いかかる。

「はぁっ!」

そんな彼の頭に堅いヨーヨーが直撃する。

「Advent」

留美に応じて出現したのは、全身緑色のカメレオン型のモンスターだった。

モンスターはとてつもなく長い舌を出し、戸部の体に巻きつける。

「な、なんだと……!?」

それをそのままグルんグルンと回して、戸部は放り投げられてしまった。

「くそっ、ここは引くか……」

「Advent」

戸部は大量のレイヨウモンスターを呼び出し、自分はその隙にもとの世界へと戻った。

「留美……」

「また、ライダー……しかも三人も」

近づいて行った俺を見て留美はつぶやいた。

「留美、俺だ。比企谷八幡だ」

戦意がないことを示すため、俺は両手を上げる。

「なにしに来たの?」

「何しにって……お前と戸部が変身するのを見たから」

「そう、でも私はたとえあなたが相手でも戦う。……かまえて」

留美はそう言って、ヨーヨーを握り直す。

「三体一というのは卑怯ね、ここは私が」

「いや、雪ノ下、すまないが俺にやらせてくれないか?話したいことも、あるしな」

「……そうね、これはあなたがけりをつける問題ね。どのような結果になろうとも、私達は干

渉しないわ」

「ヒッキー……信じてるから」

「あまり信じられても困るんだが……。ま、見ててくれ」

「うん!」

「それでは由比ヶ浜さん、行きましょうか」



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