過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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181:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/13(日) 23:15:36.74 ID:7YfIX9WR0
正直もう抗う気はないが、最後までしっかり戦わなければ、彼女は戦いのあとで自分を責める

だろう。

それは俺の本意からは程遠いものだ。

剣を胸の上に掲げ、そして静かに目を閉じた。

仮面の上からはわからないはずだ。

終わりを飾ってくれるのがお前だったというのなら、俺の人生もなかなかに良いものだったの

だろう。

「カァン!」

雪ノ下の槍が俺の剣をはじく。

感覚で、喉笛の上に槍が構えられていることが分かる。

いよいよか……。

「……?」

しかし、いつまでたっても攻撃は訪れない。

その時、カランカラン、という槍が地面に落ちる音がした。

「雪ノ下……?」

「絵里姉さん……ごめんなさい、私には、できない……」

その場に崩れ落ちようとする雪ノ下をあわてて受け止める。

「おい!大丈夫か!」

「……殺し合いをしていた相手に救われるなんて、私も落ちたものね……昔のわたしなら、こ

んなことは無かった。弱く、なったのかしら……」

「そんなこと無い、お前は、間違ってないよ。絶対」

「比企谷君……」

「今はまだ、保留でいいんじゃねぇの?お前がどうしてもって思ったら、またいつでも相手に

なるから」

「そう、ね。友の言うことなら、聞いてあげるのもやぶさかではないわ」

「お前、今……」

「ふふ、冗談よ。でも……」

「んま、今はそれでもいいや。戻ろうぜ、俺達の世界に」

そして翌日の実行委員会。

心なしか雪ノ下の表情は晴れやかだ。

そんな彼女が視界に入ると、俺は気恥ずかしくて思わず目をそらしてしまう。

何これ、こそばゆい……。

と、俺達がいつもと変わろうと文実の様子は変わらない。

今日の議題は、文化祭のスローガンだ。

結構前に決まっていたのだが、これにいちゃもんがついたのだ。

『目覚めよ、その魂!〜総武高校文化祭〜』

……そりゃアウトだろう。だってこれアギトの奴まんまだし。

なんなら、人類の為に!とか言い出すまである。

どこぞの奴をそのまま持ってくるのはどうなのかという話になり、最終的にNGとなった。

NG、NG、GN粒子っ!俺がっ、俺達がっガンダムだっ!

この問題に対して対策すべく、急遽招集がかかった。

久しぶりに全員がそろったのではないだろうか。



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