過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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◆//lmDzMOyo
[sage saga]
2015/11/18(水) 23:38:59.67 ID:0QVJ0vEto
八幡(イカサマ……!!)
それしかあるまい。正攻法で勝てないならば、不正をする以外に勝ち目は無い。
由比ヶ浜ペアに行くカードは確実に強い。それはもう疑いようがない。じゃあ、それと自分のところのカードを入れ替えることが出来れば?
一矢報いることくらいは出来るのかもしれない……。
八幡「……」
これから三回戦目。再び大貧民となった秦野がトランプをトントンと机の上でまとめている。
秦野がそのトランプを三組のペアに配る時が勝負。由比ヶ浜たちの前に配られたカードを、俺たちの前に配られたカードを一瞬で入れ替える。
当然、簡単ではないだろう。目の前にあるカードを気付かれないように入れ替えるなんて芸当、普通なら無理に決まっている。
だが、思い出せ。この数ヶ月の特訓を。机の上にある手札の入れ替えくらい、大したことではないはず──!!
秦野「じゃあ、手札配りますね……」
自分で闇のゲームだかなんだかを仕掛けておいて、自分で電撃を受けてややふらついている秦野。その動きは少々鈍い。
その秦野がカードを由比ヶ浜たちの前に置いた瞬間、俺はバッとその手を伸ばした。
そして、自分のところのカードと入れ替えようと──
結衣「やっはろ──!!」バキッ!!
八幡「ぐあああああああ!!」ドシャアッ!!
──まぁ、無理ですよね。
結衣「……あ、ごめんヒッキー! ヒッキーがあたし達のカードを取ろうとしてたように見えたから思わず殴っちゃったけど、ヒッキーがそんなことするわけないよね?」
八幡「お、おう……俺がそんなことするわけねぇだろ……」ガクガク
結衣「そうだよね! ごめんねヒッキー!!」
さすがに無理ですわ。ていうか相手由比ヶ浜さんですやん。どうやったって物理的なイカサマは阻止されるに決まってますやん。
結衣「えいっ、革命! もいっかい革命! 大富豪って楽しいよね!!」
八幡「ぎゃあああああああ!!」バリバリバリ!!
結局、それ以降も由比ヶ浜の進撃を止めることは適わず。
五回戦、全てで由比ヶ浜・雪ノ下ペアが大富豪になり、俺たちはひたすらに電撃を浴び続ける羽目になったのであった。
……こんな大富豪は、まちがっている……。がくっ。
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