過去ログ - A Rabbit's Life (オリジナル百合)
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39: ◆/BueNLs5lw[saga sage]
2015/09/27(日) 11:09:21.06 ID:76c+O7rs0
「あとどのくらい」

ケイトスがお腹を抑えている。

「時間にするとバイクなら一日。歩いたら……わからんね。どうした、お腹でも痛い?」
以下略



40: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 11:20:42.85 ID:76c+O7rs0
とれかけた看板がボロ屋を思わせるその店は、すでに来客がいて、
この地域の穴場なのか、よそ者を寄せ付けない雰囲気があった。
というのは、私の勘違いで、

「運が悪かったなお嬢ちゃん達」
以下略



41: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 11:34:12.78 ID:76c+O7rs0
「ケイトス!」

呼んでも返事がない。
気絶したのかもしれない。

以下略



42: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 11:39:32.01 ID:76c+O7rs0
「お、お嬢さん達……私のもほどいてくれ」

「いいけど、条件があるよ」

「な、なにかね」
以下略



43: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 11:49:36.20 ID:76c+O7rs0
古臭いエンジン音。
黒い煙をふかしている。
大丈夫か、これ。

「また、バイク?」
以下略



44: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 12:12:29.05 ID:76c+O7rs0
国境の検問所に来た頃には陽が沈み、かなりの時間が経っていた。
昼に食べたハンバーガーもすでに消化してしまって、私もケイトスも互いに腹の虫を鳴らせていた。

「さて、ここからが問題だ」

以下略



45: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 12:13:06.95 ID:76c+O7rs0
いったんここまで


46: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 13:38:54.93 ID:76c+O7rs0
肌がちりちりと焼け付くような嫌悪感。
麻薬カルテルはこの国最大の汚点であり恥部だ。
ああ、胃が痛い。
胸糞悪い。
いっそ根絶やしにしたい。
以下略



47: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 14:03:38.96 ID:76c+O7rs0
検問所に動きが見られた。
父親を装った男は、いわゆる袖の下を警備員に渡していた。

「ケイトス、チャンスだ、行くよ」

以下略



48: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/27(日) 14:16:28.51 ID:76c+O7rs0
「あんたに言う義理はないよ。見たとこ、出稼ぎに行ってきた帰りか、故郷を汚す売国奴さん」

「政府の役人の手先か……」

「こんないたいけな少女がそんな犬臭いことしてるわけ……」
以下略



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