過去ログ - 女勇者「勇者よりも、お姫様になりたかった」
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4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/30(水) 19:26:19.78 ID:Kfzyy5RB0
勇者(いいなぁ…いいなぁ……)

遠目で招待客の女性達が身につけているドレスを眺める。
フリフリに、キラキラ。それを身につけている女性達は誰もが可愛らしく、美しい。

勇者(レースやリボンをふんだんに使ったデザインが好きかな〜…薄いピンクだと可愛いよね〜。あとアクセサリーは〜…)ニヤニヤ

王子「やぁ、勇者。ニコニコご機嫌だな」

勇者「わわっ、王子様!?」

ドレスに見とれていた勇者は、王子の接近に気がつかなかった。
接近してきたのが暗殺者なら、危ない所だった。

勇者「きょ、今日は、わ私の為にこのような催しを、あり、ありっ…」アワアワ

王子「はは、慌てるな」

今日のパーティーの開催を王に提案してくれたのは、この王子だと聞いた。

王子「これ位はやらないと、勇者に申し訳が立たない」

勇者「わ、私には勿体無いお言葉…です……」

王子「とんでもない。勇者は人々の為に戦っているのだ、この程度じゃ足りない位だ」

勇者「………」

気さくに笑う王子の笑顔は、美しく、優しい。
将来この国を背負って立つ、この若き人格者は人々、特に女性達からの人気が高い。

勇者(王子様……)

そして勇者もご多分に漏れず、密かに王子のことを想っていた。


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