過去ログ - 森久保乃々「蘭子さんの手は綺麗ですね」神崎蘭子「う……また、そんなことを……」
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17: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:16:54.92 ID:fNNl0AyN0
晶葉「おーい、乃々、乃々」

乃々「うむぅ……かえりたい……かえりたい」

晶葉「寝ながら一体どこに帰るっていうんだ……」
以下略



18: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:19:00.14 ID:fNNl0AyN0
晶葉「その腕がつまり、そういうことだな」

晶葉さんが言いました。

その腕……、とは私の腕ではなく、私の腕が抱きかかえている一つの生腕。
以下略



19: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:20:32.25 ID:fNNl0AyN0
乃々「こ、この腕を見ても、……あの、驚かないんですか」

晶葉「乃々、君が寝ている間に、大体の状況は把握した」

P「今日、あるタイミングから机の下の転送装置が使えなくなっていたんだ」
以下略



20: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:28:49.74 ID:fNNl0AyN0
私にも正直良くわかりませんでしたけど、現状がどういった状態なのかは、なんとなく、理解できました。

蘭子さんが撮影の仕事を終えた際に、装置を使って帰ろうとしたと同時に装置が不具合を起こしてストップして。

腕だけが事務所に生成されて、それをもりくぼが発見したということらしいです。
以下略



21: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:31:02.73 ID:fNNl0AyN0
P「森久保ォ……じゃあ、蘭子の世話、頼んだからなォ……」

晶葉「私は暫く装置の修復とバージョンアップに尽力することになるんだ、面倒を押し付けてすまない」

P「その腕は全身が生成し終わるまでは物質として不思議な状態になんやかんやあるらしくて、一定の状態を保ったままらしい」
以下略



22: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:37:43.10 ID:fNNl0AyN0
もりくぼは濡れタオルを洗面器に沈め、ごしごしとゆすいでから絞ります。

絞ったタオルから行き場を失い流れ出る水は洗面器のなかへバシャバシャしたたっていきました。

その水を見つめてもりくぼはため息をつきます。
以下略



23: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:42:49.95 ID:fNNl0AyN0
もりくぼは、人の体を拭いたことなんで今までありませんけど……。

蘭子さんの腕は少しでも油断してしまうと傷を付けてしまいそうなほど無垢で、純粋なものに見えました。

私は細心の注意を払って、ゆっくりやさしく腕にタオルを這わせまするよう努めます。
以下略



24: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:53:58.51 ID:fNNl0AyN0



朝からまた寿命が縮まりました。

以下略



25: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 11:55:28.90 ID:fNNl0AyN0


P「森久保ォ!!!」


以下略



26: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 12:01:57.99 ID:fNNl0AyN0
端的に言えば、それはパーツタレントのお仕事でした。

ゴシック系のファッションを扱う雑誌の、アクセサリーコーナーのモデルのお仕事だそうです。

平たく言うと、手タレ……、ですかね。
以下略



27: ◆4hFZjWI4fWw3[saga]
2015/10/03(土) 12:04:33.44 ID:fNNl0AyN0



相変わらず移動は緊張しますけど……今度はあまり、取り乱したりせずに現場に着くことが出来ました。

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