過去ログ - 苗木「強くてニューハーフ……?!」モノクマ「そうです!」
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37: ◆yrrWowwxP2[saga sage]
2015/10/21(水) 17:10:23.20 ID:Cb9pOKlMo
殺人鬼、という単語を真っ先に理解したのは江ノ島さんだったらしい。
普段の人懐っこい笑顔からは想像できない、感情を削ぎ落した視線でジェノサイダーを見つめ、いつでも移動できるように椅子から腰を浮かせている。


翔「えーっと、で?誰が誰よ?なんかほんとにみんなオカマとオナベになってない?
  ダーリンがカツラ被っただけじゃないのねホントに?イヤン萌える!男子全員男の娘!」

十神「俺が解説してやるから席につけ……というか、ジェノサイダーではなく腐川で来いと言ってあったはずだが」

翔「しかたないじゃーん?あいつ落ちた原稿用紙踏んづけて転んでさー、ほらここ、血でちゃったのよ。んで気絶」

十神「……まあいい。どうせ真実を話すんなら当人がいたほうが楽な部分もあるからな」

大和田「おい……どういうこったこれは」

石丸「……は、はは……殺人鬼?悪い冗談はよしたまえ腐川くん…」

十神「本来ならば、一通り食事が終わった後に紹介というか伝える気だったが……腐川冬子は、殺人鬼のジェノサイダー翔でもあるらしい」

翔「そのとーーーりっ!!!ワタクシ、ジェノサイダー翔と、腐川冬子は多重人格の裏と表の関係にあるのでーす♪
  世界は裏と表で構成されているのです!野球の九回裏に九回表があるように、夜の裏に昼があるように、
  影のようなネクラの裏にはっ太陽のような朗らかさがあるのでぇ〜っす!!ギャッハッハッハッハ!!!」

  ってわけでぇー、アタシもごはんたべていい?あ、ダーリンと一緒のが良いな♪」


十神クンの方に歩みをすすめるジェノサイダーに向かって、十神クンはいつの間にやら持っていたコショウを振る。
ジェノサイダーがくしゃみをして、そこには、なぜ呆然とした視線を向けられているのかわかっていない腐川さんが現れた。


腐川「えっ? な、何?なんであたし、ここにいるの……?」

十神「お前がジェノサイダーだという説明は行った。とっとと席につけ」

腐川「……もしかして、あいつかってにここに?」

十神「席につけ」

腐川「はいっ!」


席についたもののご飯が用意されていない腐川さんに、少し多く作り過ぎたという朝日奈さんがおにぎりを渡す。
しばらく硬直していたものの、石丸クンがふと我に返ったかのように号令をかけて、異常な空気のまま朝食会が始まった。
本来なら雑談があってもおかしくないのに、しんと静まり返っている。
その中で口火を切ったのは、不二咲クンだった。


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