過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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12:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 14:37:12.60 ID:wlnW7ggg0
 どこかの、CDショップだったかな――そのお店の、一日店長をするお仕事で――。
 そこで、一生懸命、真ちゃんなりに、可愛い子ぶろうとして――。

 結果は、想像に難くないと思いますが――あまり、ウケなかったみたいです。
 真ちゃんは、良かれと思って、フリフリでキャピキャピになったそうですが――。

 終わった後、真ちゃんは今まで見たことが無いほどガッカリした様子だった、って。


 雪歩だけには言わないでください、って言われてたんだけどな、って――。
 プロデューサーは、人差し指を口元に当てて、おかしそうに笑いました。

 それを見たら、私も――真ちゃんには悪いんですけど、笑っちゃって――。


 前もって雪歩にフォローを頼んでさえいれば、と、真は悔やんでいたんだ――。
 そう、プロデューサーが言いました。
 自分のことを一番知っている、いつも見守ってくれる雪歩がいてくれたら、と。

 私は、えっ、と思いました。
 プロデューサーは、もう真面目な顔になっていて、続けました。


 お前は、自分が他の人に何もしてあげられていないと思っているが、それは違う。
 確かに、真は体を張って、目に見えて分かりやすい働きをしているとは思う。

 だが、お前だって十分皆の力になっている。
 美味しいお茶を淹れてくれたり、些細な喧嘩の仲裁をしてくれたりするだけじゃない。
 ただそばにいてくれるだけで、他の皆にとって大きな力になるものなんだ。

 雪歩がそばに寄り添ってくれるから、真だっていつもの調子が出せる。
 皆も、雪歩が上手く仲を取り持ってくれるから、安心して本音をぶつけ合えるんだ。

 って――。



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