過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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296:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 16:37:27.96 ID:iJKIgCdk0
スタッフ「どうすんの……次のステージはトリでダンスの予定だし、それが中止ってなったら……」

頭を抱えて壁にもたれるスタッフさんの顔色はどんどん悪くなっていく。な、何があったんだろう……。

奈緒「あの、何かあったんですか……?」
以下略



297:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 16:47:27.36 ID:iJKIgCdk0
奈緒「ち、智絵里ちゃん!? そんな、あたしたちで急にライブなんて……無理だよそんなこと! 三人で歌もダンスも合わせた事ないんだし……!」

智絵里「で、でも……このままじゃお客さんが……!」

奈緒「……っ!」
以下略



298:名無しNIPPER[sage]
2015/11/06(金) 16:47:54.61 ID:4LHZODFFo
まってた


299:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 16:55:34.43 ID:iJKIgCdk0
奈緒「……でも智絵里ちゃん、現実問題あたし達三人で合わせられる曲なんてあるか? 今まで一度も一緒に活動したことなんかないし……」

智絵里「あ、あの、それなんですけど……」

すると――少し恥ずかしそうに、智絵里ちゃんがおずおずと口を開き始めた。
以下略



300:名無しNIPPER[sage]
2015/11/06(金) 16:58:49.59 ID:wRDBDZAWo
輝子:出番までステルス


301:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 17:00:37.48 ID:iJKIgCdk0
奈緒「……あれ、それはいいけど、でも輝子ちゃんは?」

智絵里「そ、そういえば、さっきから姿が……」

ふと、きょろきょろとあたりを見渡してみるが、輝子ちゃんの姿が見えない。
以下略



302:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 17:22:44.59 ID:iJKIgCdk0
何とか駆け足で衣装とメイクのセットを終えると、慌ただしい舞台裏を抜け、再びステージ上へと続く階段の前に到着する。
待っていてくれた輝子ちゃんと合流すると、スタッフさんがお客さんに事情を説明して場を繋いでくれていたのだろう、準備が終わった私たちの姿を見ると、ほっと一息安堵したような表情になった。

奈緒「智絵里ちゃん、輝子ちゃん……じゃあ、準備はいい?」

以下略



303:名無しNIPPER[sage]
2015/11/06(金) 18:57:29.95 ID:ahAAdY0KO
おいついた
>>1…天才じゃったか…!


304:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 20:40:55.53 ID:iJKIgCdk0
あたしの手のひらに通った智絵里ちゃんの人差し指は、手のひらサイズの四つ葉のクローバーを描き出した。
ふんわりと、花のような香りがする彼女の髪が揺れると……智絵里ちゃんはあたしに向かって、その女の子らしい柔和な笑みを浮かべた。

智絵里「その……気休めみたいなものかもしれないですけど……」

以下略



305:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 20:58:39.45 ID:iJKIgCdk0
加蓮「お疲れさま、奈緒」

奈緒「あ、奈緒。ありがとー」

丁度良く冷えたスポーツドリンクとタオルを、加蓮がそっと手渡してくれた。練習で乾いた喉にごくごくと一息に流し込むと、溜まった疲れが熱と一緒に溶けてゆく気がする。
以下略



306:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 20:59:21.81 ID:iJKIgCdk0

そう、あたし達三人はあの時一日限定で組んだユニットのお蔭で、だいぶ会話を交わすようになっていた。
特に智絵里ちゃんに関しては、約束していた四つ葉のクローバーの栞が完成したらしく、今度渡されるついでに遊びに行く約束までしてしまった。

奈緒「智絵里ちゃんな……最初はもっと気弱な子なのかなって思ってたけど、仲良くなってみると全然違うんだ。ちゃんとはっきり自分の意思を伝えられるし、それに笑うとすっごく可愛いし……」
以下略



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