17:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 19:21:59.69 ID:6LZx9kqto
結局、三人とも妙に近い距離で撮る構図に。
本当にPさんと頬がくっついています。
「撮るよー★ 準備オッケー?」
18:名無しNIPPER[sage]
2015/11/04(水) 19:28:00.77 ID:syfLLPR/o
これは素晴らしい期待
19:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 19:41:51.32 ID:6LZx9kqto
― = ― ≡ ― = ―
「……Pさんって、デリカシー無いですよね」
「うん」
20:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 19:55:24.55 ID:6LZx9kqto
― = ― ≡ ― = ―
「どうですかP殿! あやめ、浴衣変化の術です!」
「Cuuuuute!!」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:15:00.53 ID:6LZx9kqto
「藍子ちゃん。プロデューサーさんも。他の所回ってみたら?」
「え? でも夕美さんは」
22:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:54:28.61 ID:6LZx9kqto
「カメラ」
チョコバナナを頬張っていると、プロデューサーさんが唐突にそう言いました。
続きを促すように表情を伺うと、私の手首に目を向けています。
23:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:07:16.14 ID:6LZx9kqto
プロデューサーが驚いたように目を丸くしました。
いつもの落ち着いた表情以外に、初めて見る顔でした。
「俺も?」
24:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:15:57.49 ID:6LZx9kqto
― = ― ≡ ― = ―
「現像したてのこれ見た時、二人で大笑いしたっけ」
「はい。ふふっ、今見ても笑えますよね」
25:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:23:34.58 ID:6LZx9kqto
額面通りに受け取れば褒め言葉です。
けれど私はどうしても疑いを捨てる事が出来なくて。
「スレンダーだし」
26:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:32:30.92 ID:6LZx9kqto
自分のつむじを撫でてPさんが溜息をつきます。
持たざる者の悲哀は、時にどうしようもない無力さを感じさせるものです。
「むしろ昔はかなりデカい方だったんだよ俺」
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