過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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131
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◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/10(日) 19:49:08.35 ID:nAuJkPFKO
ノワイユの瞳が怪しげに輝く。
これは、殺戮者の目だ。
ノワイユは確実に自分を殺す。
躊躇いもなく、豚を屠殺するかのように。
至近距離から大量の弾丸を撃ち込まれれば、動体視力と素早さに自信のある自分でも全弾回避できるか怪しい。
以下略
132
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]
2016/01/11(月) 16:55:59.38 ID:e8jK7t/0O
乙でした
133
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/11(月) 20:09:36.27 ID:vFMcL4TtO
その後、勇者達は魔王に関する決定的な情報を得ることができなかった。
ハイエルフは何百年も前からこの地に移り住んできて、魔王の存在も知っているはず。
しかし、魔王の名を出すとハイエルフ族はなぜか皆、そそくさと立ち去ってしまう。
触れてはならぬ掟でもあるのだろうか。
温泉街を東へ西へ、三人で手分けして奔走したが、返ってくる反応は同じだったという。
以下略
134
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/11(月) 20:10:26.41 ID:vFMcL4TtO
>>132
いつもありがとうございますm(_ _)m
135
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/11(月) 23:40:18.70 ID:Dol/ulpX0
壁の陰から現れたのは、ビール腹を揺らした肥満児であった。
皇帝と女騎士の間に漂うただならぬ雰囲気を察知して、こっそり盗み聞きをしていたのだ。
勇者の持っている聖剣は偽物だとか、そうでないとか。
てっきり愛の告白かと警戒していたデェブは、思わぬ話題に拍子抜けした。
そして、今度は勇者のことについて興味が湧いたのだった。
以下略
136
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/13(水) 15:20:16.20 ID:8UA1RPJyO
〜ビャンビャン山〜
女騎士が肥満児に事情を話している頃、エルフの里より土遁で逃走したジャラールは、洞窟のあるビャンビャン山に戻ってきた。
綿菓子の様な白い雲が、水色の空を悠々と流れてゆく。
近くの木を切り倒して作った物干し台に、妹の物と思しきワンピースやその他諸々の洋服が揺らいでいる。
以下略
137
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/14(木) 22:37:39.94 ID:2Dz4WckgO
ジャラール「ジジイはどうした?」
親父「ノームだのドワーフだの、知り合いがいる種族に協力を要請している。ウチの爺さん、ああ見えて顔が結構広いからな」
ジャラール「人間が敵に回った以上、エルフの里を潰すには相当の兵力が必要になる。他種族を総動員してハイエルフに対抗する一大勢力を作り上げるんだ。ジジイにはしっかり仕事をしてもらわねば」
以下略
138
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/17(日) 20:49:37.38 ID:CKdtXtCZ0
しかし、それをさせないのがシャラールの親父だ。
剣戟を重ねるにつれ、激しさはさらに増し、紫色の光が飛び散る。
彼はかつて、ダークエルフで最強の戦士と謳われた男であった。
どんな軍師の策略も力と速さで打ち破り、数々の部族を征圧してきた。
彼の姿が目に入った瞬間、その場にいた敵兵の首は全て胴から離れている。
以下略
139
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/18(月) 10:46:32.12 ID:96TUbXr/O
稽古を終えて洞窟の最奥部に戻ると、妹はすやすやと微かな寝息を立てていた。
手を伸ばし、そっと頬を撫でる。
その時、妹が微笑んだ気がした。
ジャラールは無言で頷くと踵を返し、颯爽と洞窟を出て行った。
今から自分が行うことに、ひょっとしたら親父は激怒するかもしれない。
以下略
140
:
◆LsZ4kFgXss
[saga]
2016/01/20(水) 00:44:44.88 ID:EsraVljq0
〜温泉旅館・ノワイ湯〜
女騎士「ごちそうさまでした」
勇者「ふぅ〜食った食った!」
以下略
141
:
◆LsZ4kFgXss
[sage]
2016/01/21(木) 01:18:33.73 ID:ALuQYLA/0
>>140
誤・勇者や会った魔法使いや
正・勇者が会った魔法使いや
以下略
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