24:名無しNIPPER[sage]
2015/11/09(月) 19:53:46.99 ID:oCaEC2CQ0
一事務員の体でどうにかなると思ったんなら
そういう女性を雇わなかった詰めの甘さがむしろ問題
25:名無しNIPPER[sage]
2015/11/09(月) 22:01:33.44 ID:lNpCkTJDO
Pを通報しなかったちひろさんの優しさ
26: ◆d0hZ1USyYNJW[saga]
2015/11/09(月) 23:39:46.33 ID:wVHmsVNp0
これが私がこの手紙を書くことを決めさせた最大の要因です。
私にはもう希望が無いんです。
あるのはお金だけ。
27: ◆d0hZ1USyYNJW
2015/11/09(月) 23:41:25.50 ID:wVHmsVNp0
あなたがもし私を止めていたらこうはならなかった。
あなたがもし乃々ちゃんを差し出せばこうはならなかった。
あなたがそうしてれば私はしあわせに、生きてこれた、。
どうか苦しんでください。
28: ◆d0hZ1USyYNJW[saga]
2015/11/09(月) 23:43:36.25 ID:wVHmsVNp0
千川さんの遺書を読み終えた僕は、ただ呆然とその場に立ち尽くすことしかできなかった。
涙も、謝罪の言葉も、怒りも、何も湧き上がるものはなかった。
代わりに一つだけ、僕の心をいっぱいに満たした感情があった。
僕はどうしようもなく馬鹿だったんだ。
29: ◆d0hZ1USyYNJW[saga]
2015/11/09(月) 23:44:15.92 ID:wVHmsVNp0
僕は彼女の笑顔を正面から見るのを恐れたんだ。
彼女が僕のせいで闇を抱えている事に気づくのが恐怖だったんだ。
僕が乃々を差し出さなかったことで、千川さんを止めなかったことで刻まれた千川さんの傷。
この責任がのしかかるのを恐れ、僕は彼女の笑顔を見て見ぬフリをし続けたんだ。
30: ◆d0hZ1USyYNJW
2015/11/09(月) 23:46:27.77 ID:wVHmsVNp0
それを償いたくて、とった手段がお金だった。
スタドリを渡される事に目をつけ、そこでお金を払った。
そうする事で僕は自分の重荷を軽くしようとしていたんだ。
それがどれだけ千川さんには苦痛だったか。
31: ◆d0hZ1USyYNJW[saga]
2015/11/09(月) 23:47:23.17 ID:wVHmsVNp0
もしも乃々を差し出していたらこうはならなかったたのだろうか。
とも考えたが、しかしそんなことできるわけがなかったんだ、という結論が直ぐに出てきた。
何故なら、僕はあの時すでに乃々に惚れていたからだ。
僕は自分の、個人的な感情で乃々を差し出すのを渋ったのだ。
32: ◆d0hZ1USyYNJW[saga]
2015/11/09(月) 23:48:41.97 ID:wVHmsVNp0
乃々は親戚に誘われてアイドルを始めたからこんなことで芸能界の闇を知り、アイドルをやめるなんてことになってしまったら困る。
そんな建前の下に隠した感情。
惚れた少女の身体を綺麗なままで残したい。
守りたい。
33: ◆d0hZ1USyYNJW
2015/11/10(火) 00:08:23.32 ID:Dc1LICFP0
乃々に千川さんの遺書を見られるのはマズイ。
乃々に枕営業の事を知られるのは困る。
何より、僕がちひろさんにしてきたことを知られ、軽蔑されるのが怖かった。
そんな考えが僕を襲うと、僕は無意識的に、なんの躊躇いも、戸惑いもなくその遺書をクシャクシャに丸め自分のポケットに入れ、罪悪感を、嫌悪感を押しつぶすかのようにキツく拳を握りしめたのであった。
34: ◆d0hZ1USyYNJW
2015/11/10(火) 00:10:31.99 ID:Dc1LICFP0
一応ここで終わりというか区切りです
色々設定が甘くてちひろさんが死んだ理由がフワフワしちゃってるような気もしますね
とりあえずこれから後日談というかちょっとした話を書いて本当の終わりにしようと思います
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