過去ログ - 唯「われなべ!」梓「とじぶた!」
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37:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:32:39.15 ID:bw1SoqCW0
「りっちゃんかー」

「…」

「今起きたのかな? そんなわけないか。ずっと起きてたのかな」
以下略



38:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:35:26.57 ID:bw1SoqCW0
「ちょ、ちょっとあずにゃん」

ああやっぱり。
自分の気持ちに嘘なんてつけないんだなぁ。
好きだって気持ちはカンタンになくなるわけ、ないよね。
以下略



39:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:38:27.91 ID:bw1SoqCW0
目の前を鴨川が流れている。
出町柳の橋の真ん中あたりで立ち止まったわたしは、
堪えきれずに橋の上から盛大にゲロを吐いた。


以下略



40:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:40:08.79 ID:bw1SoqCW0
さっきまでのあなたはなんだったんですか。
子供みたいにわぁわぁ泣いてたくせに。
好きなくせに。
律先輩のこと、好きなくせに。
澪先輩に勝てないことがわかって、落ち込んでるくせに。
以下略



41:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:41:57.00 ID:bw1SoqCW0
「ありがとう、あずにゃん」

なんで急に、お礼なんて言うんですか。

唯先輩は離してくれない。
以下略



42:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:43:33.43 ID:bw1SoqCW0


「わたしね。全然平気じゃないんだよ。
 もし平気に見えるとしたら、それはあずにゃんのおかげだよ。
 だからありがとう、あずにゃん」
以下略



43:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:45:22.71 ID:bw1SoqCW0
「ありがとう。大好きな人にフラれちゃった夜に、一緒にいてくれて」

しばらくして唯先輩がわたしの身体を離すと両肩に手を置いた。
ふたつの瞳がわたしを見つめていた。
タクシーが通りを走っていく。
以下略



44:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:46:03.25 ID:bw1SoqCW0


いいじゃん。
いいじゃん…。

以下略



45:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:47:24.65 ID:bw1SoqCW0
次の瞬間、
むわぁっと強烈なニンニクの臭いが鼻腔をついた。

「◯*×&△!◇?#$!?」

以下略



46:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:48:09.57 ID:bw1SoqCW0
もう一度、目の前に手が差し出された。
わたしは注意深く間合いをとってをその手を握る。
そんなに警戒しなくても、唯先輩は不満げにいう。
そりゃ警戒しますよ。あんなことされたあとですから。
わたしとあずにゃんの仲なのに。
以下略



47:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/10(火) 21:49:04.87 ID:bw1SoqCW0
「特別、かぁ」

唯先輩が大きく息を吐いた。
白い息がふわふわと舞う。
綺麗に見えるけど、これ、クッサいんだよなぁ。
以下略



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