過去ログ - 【デレマス】オン・ザ・ストリート・コーナー【鎧武】
1- 20
61: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/20(金) 02:40:43.26 ID:kea/+ZM70
「君たちのチームは大会を棄権したことになったよ。
 ついさっき、君と同じ格好の僕が実行委員会に進言してきたからね。
 これでたとえ会場に戻っても優勝は狙えない。
 チーム以外が人払いされた記念パフォーマンスの打ち合わせ中に
 ザック達を殺害することも、当然できないってわけだ」
以下略



62: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 19:14:49.09 ID:b8RTQZcs0
<R------→I>

会場を少し離れた路地を、沙紀は猛スピードで駆け抜ける。
大通りであれば確実に民衆がパニックを起きる所業だったが、あいにくここに人目はない。

以下略



63: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 19:18:03.39 ID:b8RTQZcs0
(…!見えた!!)

長い直線を残すのみとなった沙紀の視界には、巨大なナックルガードを付けた戦士と黒い鎧の武者が見えていた。
アーマードライダー・ナックルという名は知らずとも、体の動かし方と昨日見た錠前の意匠から、
ナックルガードを付けた方がザックであると沙紀にはすぐわかった。
以下略



64: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 19:22:06.49 ID:b8RTQZcs0
「沙紀、なんでここに…!?」

問うザックを前に、沙紀は思いきり右手を振り被る。

平手の乾いた音が響く。
以下略



65: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 19:24:21.72 ID:b8RTQZcs0
「アタシの時だけじゃない、アーマードライダーの戦いも、ネオバロンとかいう組織とも最後はザック1人で殴り合って…
 その度に死にかけてるって…アタシ、聞いてないっすよ…」

「…すまねえ。オレは本当に、みんなに心配かけてばかりだ」

以下略



66: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 19:27:43.00 ID:b8RTQZcs0
『レモンエナジー…ミックス!ジンバーレモン!』

余韻を切り裂くように、沙紀の背後で金斬り音とベルトの発声が聞こえた。
振り返れば鎧武・闇の頭上に、謎の鉄塊が浮かんでいる。
それはまさしく陣羽織のような形。これが『黒陣羽』か、と沙紀は思わず納得した。
以下略



67: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 19:30:39.39 ID:b8RTQZcs0
「テメエ…最初に言ってたよな?『互いに傷つけ合うだけのくだらねえ世の中』だったか。
 あいにくオレはもう、そうじゃない世界を知ってるんだよ!だから絶対に負けられない!」

一歩踏み出したザックは、ゲネシスドライバーの中央部だけを抜き出したパーツを、巻いたままの戦極ドライバーに取りつけた。
そして錠前を同時に起動させる。
以下略



68: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 20:41:32.06 ID:b8RTQZcs0
<R←------I>

『キウイアームズ!撃・輪・セイヤッハッ!』

錠前を変えた龍玄が距離を詰める。
以下略



69: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 20:44:05.80 ID:b8RTQZcs0
「そう思ったのなら、僕の勝ちだ」

何、と聞き返す間も龍玄・黄泉にはなかった。
斧を大上段に構えたまま、動きが痙攣するように止まる。
異常を感じてか視線を下げた龍玄・黄泉には、光の矢が消える瞬間が見えた。
以下略



70: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 20:46:28.35 ID:b8RTQZcs0
「…たしかに僕はかつてペコをクズと罵った。君の言動は否定しないよ。
 でも、僕は変わった。だからトドメをペコに任せた。君では…昔の僕では理解できない、ジョーカーとしてね」

「うるさい!甘くなった君などに、僕が負けるものか!」

以下略



71: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/21(土) 20:48:36.32 ID:b8RTQZcs0
(肉体のない存在を、ドライバーとロックシードで現世に繋ぎ止める、か。
 厄介な話でもネタが分かってさえいれば、対策のしようはいくらでもある。
 正直感謝なんてしたくないけど、研究資料を厳重保管していたことだけは助かりましたよ…戦極凌馬)

今はもういないベルトの開発者の姿が、光実の脳裏に浮かぶ。
以下略



90Res/104.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice