過去ログ - 屋上に昇って
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69:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:17:58.64 ID:ZQjZY+y8o

「いや。朝、廊下でその子とぶつかって」と、彼は高森の方を見た。

「あー」という顔を高森はした。

以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:18:38.96 ID:ZQjZY+y8o

 なんでかわからないけど、俺は居心地悪く感じた。

「よくわからないんだけど、どうして文芸部って分裂してるの?」

以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:19:05.60 ID:ZQjZY+y8o



 それから高森は手遊びにも退屈したのか、しまってあった部誌のバックナンバーに目を通し始めた。
 手持ち無沙汰になった俺は部長とどうでもいいような話をはじめた。
以下略



72:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:19:45.59 ID:ZQjZY+y8o

 恋愛映画でようやく結ばれた男女は、三ヶ月後には価値観の違いで別れているかもしれない。
 青春小説で固い絆で結ばれた友人たちは、やがては離れ離れになるだろう。
 さまざまな思索の末にささやかな幸せを実感できた中年男性は、日々の忙しなさに負けて、また元通り憂鬱な生活を送るのかも。

以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:20:43.43 ID:ZQjZY+y8o

「あるところに男の子と女の子がいました。ふたりは仲良くなって、お互い好き同士になって、付き合うことになりました」

 めでたしめでたし、と部長は言う。

以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:22:16.04 ID:ZQjZY+y8o

 さっきとおんなじように部長が「どうぞ」と言うと、失礼します、と声が聞こえた。
 女の子の声。聞き覚えのある声。
 
 俺は少しだけ緊張した。
以下略



75: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2015/11/15(日) 19:22:55.59 ID:ZQjZY+y8o
つづく


76: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2015/11/15(日) 19:23:29.96 ID:ZQjZY+y8o
41-1 く大人びて → 普段は大人びて



77:名無しNIPPER
2015/11/16(月) 21:10:29.29 ID:2pyltJ1q0
見てます


78:名無しNIPPER[sage]
2015/11/16(月) 21:15:21.26 ID:pu7ibmLWo
おつ


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