過去ログ - 屋上に昇って
1- 20
894:名無しNIPPER[saga]
2016/03/19(土) 00:16:02.61 ID:7uTUbjIMo

 包み込むように、寄る辺を求めるように。
 これは夢だ、と、俺は思う。

 夢だから。
以下略



895: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2016/03/19(土) 00:16:45.79 ID:7uTUbjIMo
つづく

874-9 。。 → 。

878-3 腕 → 上
以下略



896:名無しNIPPER[sage]
2016/03/19(土) 05:36:23.49 ID:bz95pPJBO

いい話だけどやっぱり墓穴掘ってるよなー


897:名無しNIPPER[sage]
2016/03/19(土) 17:27:59.08 ID:1jjqCKE7o
乙です


898:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:02:05.31 ID:GUkSZoj/o


 
 それからも、女たちの話は途切れなかった。
 あちらにいったりこちらにいったりさまざまな変化をたどりながら、そのうち何の前触れもなくみんな話さなくなった。
以下略



899:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:02:37.12 ID:GUkSZoj/o

「タクミくん、大丈夫?」

 そう訊いてきたのもちい姉だった。

以下略



900:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:03:25.25 ID:GUkSZoj/o

「ちい姉」

 と、俺は声を出して彼女を呼んだ。
 ちい姉は不思議そうな顔でこちらを振り向いて、「なに?」というふうに首をかしげた。
以下略



901:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:03:52.59 ID:GUkSZoj/o

「どうしてそんなことを訊くの?」

「……わからない」

以下略



902:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:04:22.27 ID:GUkSZoj/o

「解釈だよ」

 と、ちい姉は言った。

以下略



903:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:04:59.14 ID:GUkSZoj/o

 るーが、何かをうかがうように、俯いた。

「でもさ、それが本当に、ただの不幸かなんて、わからないんだよ」

以下略



904:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:05:28.42 ID:GUkSZoj/o

「わたしが、もしも、もう少し強かったら、もう少し器用だったら、もう少し周囲に溶け込めてたら……。
 そう思うときもあるけど、もしそうだったらわたし、きっと……遊馬に会えてなかったんだよ」

「……」
以下略



1002Res/782.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice