917:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:13:38.94 ID:GUkSZoj/o
「かわいそうな子の役は嫌だってよだかに言われたとき、俺はぎくりとしたんだ」
「……」
918:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:14:05.22 ID:GUkSZoj/o
「じゃあ、仲直りだ」
そういって、スクイは俺に手を差し出した。
919:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:14:32.46 ID:GUkSZoj/o
俺はその場で蹲って呼吸を整えた。
何かが溢れ出しそうだった。
それがなんなのかもわからないまま、意識がたくさんの言葉の渦に呑まれる。
920:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:15:03.20 ID:GUkSZoj/o
「和解ですか?」
「……」
921: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2016/03/23(水) 00:15:30.24 ID:GUkSZoj/o
つづく
922:名無しNIPPER[sage]
2016/03/23(水) 01:18:36.88 ID:5Qirb3jCo
乙です
923:名無しNIPPER[sage]
2016/03/23(水) 02:24:40.96 ID:3TgmMB3Po
乙
924:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 20:08:58.09 ID:5txwhAa2o
◇
橋の上に立っていた。
925:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 20:09:29.50 ID:5txwhAa2o
違うという気がした。
本当に考えなきゃいけないことから、俺は逃げている。
目の前のあれこれに気を巡らせることで、本当にかんがえなければいけないことから逃げている。
926:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 20:09:58.47 ID:5txwhAa2o
卒業してからのこと。父親のこと。将来のこと。
「ずいぶん遠くまできたんですね」
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