953:名無しNIPPER[sage]
2016/03/29(火) 13:57:53.36 ID:dfqBhxrLo
毎回色々と心を動かされるけど、るーの厳しさの基準の所でグッと来た
乙です
954:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:09:44.96 ID:MXZ6V7p7o
◇
その日、部屋に帰ったら部屋には誰の姿もなくて、
静奈姉の部屋を確認したらベッドにひとり、床に敷かれた布団にふたり、女の人のからだがあって、
955:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:10:20.83 ID:MXZ6V7p7o
というか俺の周囲の女性陣は俺自身の思春期男子性を軽んじすぎている気がする。
高森には「性欲なさそう」とか言われるし、
静奈姉だって、そりゃあ信頼されてるんだろうしそういう対象として見られるとも思ってないんだろうけど、
956:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:10:47.44 ID:MXZ6V7p7o
「げ、ってなんですか、げ、って」
「……なんでパジャマなんだよ……」
957:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:11:16.08 ID:MXZ6V7p7o
「……となり、いいですか?」
「……え」
958:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:12:38.44 ID:MXZ6V7p7o
というか、
もう、
いいかげん無理だ。
959:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:13:04.51 ID:MXZ6V7p7o
というわけで。
「……どうぞ」
960:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:15:00.56 ID:MXZ6V7p7o
いろんな考え事があるからとか、そういうのとはあんまり関係なく、
とりあえず彼女を『そういう目』で見たくなくて、
だからなんとなく、今はそばにはいたくなかった。
961:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:16:35.48 ID:MXZ6V7p7o
するとテレビも電気も消えていた。
勝った、と俺は思う。何にかはわからない。
そうしてジャージとTシャツ姿になった俺は暗いままの部屋を歩いてソファへと向かった。
962:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:17:32.16 ID:MXZ6V7p7o
◇
なんでなのかは、やっぱりよくわからない。
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