過去ログ - 頼子「晶葉ちゃんと過ごす秋」
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1: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:07:48.58 ID:a5VkSyM50
秋なので頼子と晶葉のSSを書きました。

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2: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:08:34.64 ID:a5VkSyM50

昔の私は「観る」専門でした。本を読んで美術展、博物展を観て。

華やかな世界にあこがれていた私はいつも自分を偽っていました。自分には似合わない、自分には向いていない。

以下略



3: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:09:44.06 ID:a5VkSyM50

「頼子、駅前に新しいクレープ屋が出来たみたいだ。早速行くかないか?」


レッスンが終わり、少し事務所でくつろいでいた私を見つけた晶葉ちゃんが急にこんなことを言ってきました。
以下略



4: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:11:04.06 ID:a5VkSyM50

私が言うのもなんだけど晶葉ちゃんは素直じゃないです。たまに隠し事をしようとします。

ただそのさいは晶葉ちゃんの視線はあっちいったりこっちいったり。

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5: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:11:45.38 ID:a5VkSyM50

「それじゃ、いただきます!」

「いただきます……」

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6: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:12:19.66 ID:a5VkSyM50

前に私が言ったことを覚えてくれていたんですね。あれも私と晶葉ちゃんの思い出の一つです。

一人じゃなく、二人ならばおいしく感じるし、出来ないこともできる。助け合いです。

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7: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:12:49.32 ID:a5VkSyM50

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美術品。それは変わらぬ美しさを持つもの。だけど価値が変わらないわけではありません。

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8: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:13:40.33 ID:a5VkSyM50
「頼子、一緒に美術館に行かないか?」

「どうしたの急に……?」

「芸術の秋だ。少しぐらい私も嗜んでおこうと思ってな」
以下略



9: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:14:17.98 ID:a5VkSyM50

「というわけで美術館だね……」

「ううむ……凄い絵だってことはわかるのだがどこがどう凄いかは説明できないな……」

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10: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:15:59.95 ID:a5VkSyM50

「うん、それだけでいいの……あれは元々ナチスドイツが戦争中にスペインのゲルニカって場所に空爆をしたの……ピカソはそれを悲しんでゲルニカという絵を描いたんだよ……だから戦争の怖さや悲惨さが少しでも伝わればいいんだよ……」

「なるほど!見たまんま感じるだけでいいのか」

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11: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:17:24.11 ID:a5VkSyM50

そのあとも晶葉ちゃんと一緒に美術館をまわりました。

晶葉ちゃんは彫刻に一番惹かれたみたいでした。

以下略



12: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:18:04.04 ID:a5VkSyM50
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事実は小説よりも奇なり。このことわざは私のためにあるのかもしれません。

私は今までにたくさんの本を読んできました。
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13: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:19:28.35 ID:a5VkSyM50
「頼子、お勧めの本を教えてくれ!」

「うん……?急にどうしたの……?」

「読書の秋だからな、私も本を読もうかと思って」
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14: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:20:48.45 ID:a5VkSyM50
「というわけで図書館だね……」

「前にも似たような展開があったな」

「うん……今回も美術館同様に静かにね……」
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15: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:22:08.77 ID:a5VkSyM50

お嬢様チャレンジ、晶葉ちゃんが番組の企画でやった挑戦です。

琴歌さんの教えに従いお嬢様らしい行動を、さらにはピアノまで覚えるという企画です。

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16: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:22:53.91 ID:a5VkSyM50
その後晶葉ちゃんがたびたび伝記を読む姿を目にするようになりました。

ちゃんと読んでくれてるんだね。ありがとう。

晶葉ちゃんは読んでいる本に影響されるようでよく偉人の名言を引用します。
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17: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:23:25.25 ID:a5VkSyM50
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「お月見ライブをやるぞ」


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18: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:23:59.80 ID:a5VkSyM50
「えっと……もうお月見って季節じゃない気が……」

「いいんだよ。こういうのは気分なんだよ」

「身も蓋もない答えですね……」
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19: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:25:32.22 ID:a5VkSyM50
次の日、晶葉ちゃんと私で打ち合わせです。

昨日のうちに晶葉ちゃんも話は聞いていると思います。

落ち込んでなければいいけれど……
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20: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:26:11.02 ID:a5VkSyM50
「強いて言うならあれだな。頼子とおそろいだ!」

「私とおそろい……?なにが……?」

「頼子も眼鏡ありと眼鏡なしのときがあるだろ。あれと一緒だ!
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21: ◆foQczOBlAI[saga]
2015/11/16(月) 01:26:52.21 ID:a5VkSyM50
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そしてライブ当日です。

少し大きめなライブハウス。ファンのみなさんの熱気がこちらまで伝わってきます。
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