過去ログ - 夢の中のアリス
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9:名無しNIPPER
2015/11/24(火) 22:23:37.40 ID:0kfobpte0
ダイナ「どうかしたのかい?……まさか、アリスもここじゃないところから?」


 その問いに、また彼女は顔を俯かせる。


ダイナ「そうか……いつからここに?」

アリス「分からない、どれぐらいここにいたのかも忘れてしまったわ」


 アリスは唇を力いっぱい噛み締めると、我慢していた思いが溢れたのか、こう呟いた。

アリス「……こんな世界、もういや、眼が回ってしまいそう……ぐすっ」


 アリスはまるで締まりの悪い蛇口のようにポタポタと涙を流す。
 その様子を見て一つの決心をした彼は、アリスにこう言った。


ダイナ「きっと、二人で抜け出そう、この世界から」

アリス「……抜け出せるのかしら?」

ダイナ「あぁ、大丈夫さ、僕を信じてくれ」


 ダイナはアリスの頬を伝う涙を右手で優しく撫でて、拭き取る。


「ありがとう、ダイナ」


 彼女は彼の手を両手で包むように握ると、微笑んだ。


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