過去ログ - コードギアス LOST COLORS 【二日目】
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1: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/07(月) 00:07:49.67 ID:Cup4H5wDO
コードギアス LOST COLORSのSSです。

地の文主体。安価を取る予定はありません。

原作をプレイした事の無い人にも読んで頂けるよう配慮しているつもりなので、気軽に読んでください。暇つぶしにでもなれば幸いです。

前スレ
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2:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 00:27:43.64 ID:Zk9DNdDDO
立て乙です


3:名無しNIPPER[sage]
2015/12/10(木) 11:14:41.47 ID:rGgBB4OCo
立て乙


4: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:48:26.23 ID:6XrmC7gDO
午後の授業が終わり、ライは学園を出て街を歩いていた。空は曇りで、夕日は見えない。雨は降っていないのに、どうしてか空気が湿っているように感じられた。


そういえば、梅雨入りが近いとニュースで言っていたのを思い出す。

以下略



5: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:49:55.61 ID:6XrmC7gDO
今日はあまり良くない一日だった。塞ぎ込んでいたつもりはないが、様子のおかしいライをリヴァルやシャーリーは心配してくれた。スザクとカレンが休みなのは不幸中の幸いだった。


しかし、そんな気遣いすらも苦しく思ったライは学園から逃げるように飛び出てきてしまった。そんなことをすれば、周囲の人間がことさら心配すると分かっていたのに。

以下略



6: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:51:21.55 ID:6XrmC7gDO
「…………」


「今日は様子がおかしい。何かあったか」

以下略



7: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:55:05.88 ID:6XrmC7gDO
なぜ彼女がルルーシュと一緒にいる?


ちらりと窺ったが、C.C.の方は素知らぬ様子でこちらを見ていた。初対面を装えということだろう。彼女との関係はギアスが絡んでくるのだから、当然の事と言えた。

以下略



8: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:56:25.62 ID:6XrmC7gDO
ルルーシュとC.C.がどのような関係であろうと、ライにはどうでも良かった。ギアスは互いの同意によって得る力だ。


今の彼にあんな異常の力を求める理由は無いし、C.C.も与えたりはしないだろう。彼女のような"契約者"には、ギアスを与えるべき人間を選別する役目もある。

以下略



9: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:57:47.48 ID:6XrmC7gDO
「なんの事だ?」


「あいつ……ライだよ。お前を見た奴の目は尋常ではなかった。なにか関係があるんだろう」

以下略



10: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:59:00.74 ID:6XrmC7gDO
きっぱりと言った。ライにそんな一般的な感性が備わっているのなら、本人もあんなに苦しんではいないだろう。


「……あいつもギアス能力者なのか?」

以下略



11: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 20:59:59.94 ID:6XrmC7gDO
面白くないとばかりに、ルルーシュは鼻を鳴らした。


C.C.は寝そべっていたベッドの脇から何かを取り出す。人の頭ほどの、黒くて丸い物体。フルフェイスのヘルメットにも見える。

以下略



12: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:01:32.50 ID:6XrmC7gDO
ライがギアス能力者なのだとしたら、極めて危険な存在だということになる。


それに加え、先ほど彼にC.C.と一緒にいるところを見られてしまった。C.C.は<黒の騎士団>にも頻繁に顔を出している。彼女の存在そのものが、ルルーシュとゼロを繋ぐなによりの証拠になってしまうのだ。

以下略



13: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:03:30.51 ID:6XrmC7gDO
C.C.が笑みを浮かべる。見逃さなかった。


「随分と甘い考えだな。足元を掬われるぞ」

以下略



14: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:05:30.54 ID:6XrmC7gDO
「んー。参ったねぇ」


大学内の研究室。枢木スザクが帰ってからロイド・アスプルンドは一人、自身のパソコンに送られてきたメールに頭を悩ませていた。

以下略



15: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:11:24.29 ID:6XrmC7gDO
「まあ、普通に考えればおかしいよね。あれだけの知識と技術に、ナイトメアの操縦。それでいてスザク君並みの身体能力まで持っているなんて」


しかも昨日のシミュレーションでは電子戦や狙撃も絡めて見せた。

以下略



16: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:18:06.63 ID:6XrmC7gDO
<ランスロット>の装備であるヴァリスの基本フレームも、元はあの会社が作っていた。その繋がりでロイド達<特派>が呼ばれたのだ。


ウィンチェスター社は七年前の日本侵攻の折、KMFの活躍に上手く乗って規模を大きく広げている。そのため次世代機の開発に着手している<特派>には友好的で協力的な企業だった。

以下略



17: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:19:41.54 ID:6XrmC7gDO
当然、ロイドは面白くない。


「ロイドさんも仰っていたじゃないですか。テストパイロットならライ君以上はいないって」

以下略



18: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:21:35.51 ID:6XrmC7gDO
ライが乗っていたのは通常仕様の<サザーランド>だ。いくら最新鋭の第五世代機でも、砲弾より速く動けるわけもない。


あの機体のスペックでは反応速度的に対応しきれないはず。

以下略



19: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:23:05.01 ID:6XrmC7gDO
ロイドは笑みを深くした。


「そんな彼の正体だけど、血液検査の結果が帰ってきてね」

以下略



20: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:28:43.56 ID:6XrmC7gDO
「またそんなこと言って……。彼をここに呼ばないのは、無責任じゃないですか」


「まずはアッシュフォード家に任せるべきだと思ったんだよ。うちに入るにしろ、入らないにしろ、彼は戦場に引き寄せられていることは変わらない」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/12/12(土) 21:33:31.85 ID:6XrmC7gDO
祝☆二スレ目! 応援して下さる皆さんのおかげです。開始から半年経っても所属組織すら決まっていない現状ですが、これからもよろしくお願いします。

では、ここまで読んでいただいた方、前スレを埋めていただいた方、ありがとうございました。


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