過去ログ - 二宮飛鳥「死にいたる病あるいは乾燥させた葉を煮出し雌牛の分泌する液体を混ぜた物」
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23:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:19:46.61 ID:n95sZXJf0
光「アスカは本当に馬鹿だなあ。
 世の中皆がみんなヒーローになってしまったら、いったい誰がお米を育てるんだ?」

飛鳥「二宮飛鳥が活躍するその裏で、光がいると誰が知る?
  光はもっと自分の行いが報われるよう動くべきなんだ」

光「アタシの活躍はアスカが絶対に忘れないだろう? ならそれでいいじゃないか。
 アイドルになれば歌って踊ってテレビデビューしてあのヒーロー番組の主題歌ゲットして、
 それはつまりヒーロー二宮飛鳥の誕生だ」



 我思う、故に我あり。だけどボクにはこの意味が解らない。
我とはいったい何か。我とはいったい誰なのか。

 ボクはアスカが何者なのか知っている。けれどアスカがボクなのかが解からない。
どんな風に生まれ、どんな風に育ち、どんな風に死んだのかが解からずに。
どんな風に生まれ、どんな風に育ち、どんな風に死んだのか、その全てを知っている。


「なんて無様。
 それがアスカの願いで、結末なのか」

 かつてアスカが幾たびも練習し、それでも身に付かなかった冷笑がボクの頬へ顕現する。


「ボクはアスカ。二宮飛鳥」

 だけどそれは何時までも保ちはしない。
恐らくは後一呼吸、それでボクは固着する。
急いではいけない、それでも決めなければいけない。ボクがボクであるうちに。


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