過去ログ - 二宮飛鳥「死にいたる病あるいは乾燥させた葉を煮出し雌牛の分泌する液体を混ぜた物」
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24:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:20:20.58 ID:n95sZXJf0
飛鳥「雨はいい。まるで涙のような……温かい雨なら尚更さ。濡れてしまってもかまわない。
  迷いも悲しみも、洗い流してくれる。全て流されて、ただそこに残る残滓だけが、ボクがボクである理由さ。
  ロマンチストだと笑うかい? でもキミも……ボクと同じく濡れているよ」

光「雨だっていつか止む。待っているのは青空だ!」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:20:55.76 ID:n95sZXJf0



 夢を見ている。とても幸せな夢を。

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:21:37.19 ID:n95sZXJf0
飛鳥「なるほど。金平糖は砂糖菓子だ。
  眼が見えずとも、耳が聞こえずとも、舌で判別できる。
  光は五感と主観で物事を判断する道を選ぶんだね」

光「それは違うぞ。今の世の中にはこんふぇいとはもうない。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:22:17.57 ID:n95sZXJf0


 喉が渇いた。


以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:23:14.48 ID:n95sZXJf0


 違和感に気づいた。


以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:23:49.87 ID:n95sZXJf0

「ボクは何をしているんだ?」

 つい先程までボクは意識がなかった。
そもそも何者かが侵入し、刃物でボクを襲ったとしたならば今でも命があるはずがない。
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:24:46.92 ID:n95sZXJf0


 喉が渇いた。


以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:25:19.95 ID:n95sZXJf0


 アスカはどこにでも―――幾らでも存在する。
例えばそれは中学校の昼休み。

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:25:58.91 ID:n95sZXJf0

「この弁当はボクの体調を考慮した母さんの手作りだが、実際の所は夕飯の残りを詰めただけ」 

光「御母堂の愛情だな」

以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:26:47.78 ID:n95sZXJf0
 ―――答えは、否。

 今のボクはアスカを観測できない。


以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:27:23.59 ID:n95sZXJf0


光「自分を殺すのは良い事? それとも悪い事?」

「そんなコトをしてしまったら二つの爪で引き裂かれる」
以下略



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