過去ログ - 奴隷少女「私を、守って下さい…」執事「それが貴方の願いならば」
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5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/12/14(月) 19:36:23.04 ID:4rPHk/l00
奴隷(私は今追われているんです)

この場から動けない現状、何もできるわけがなかった。

“もしかして貴方の側に感じる、2つの魂が追っ手でしょうか?”

奴隷(は、はい。そうだと思います…)

“では、私から提案が御座います”

提案? この状況で何を提案しようと言うのか。
そして天界の使いを名乗る者が提案したのは――

“私が隙を作るので、貴方に私の所まで来て頂きたい。封印を解いて下されば、私は貴方を助けることができます”

奴隷(た…助けてくれるんですか?)

その言葉に一瞬、希望を持ちそうになった。
だけどすぐに考えを改める。その言葉を、そう簡単に信用していいものか。

“誓いましょう。貴方に辛い現状があるのなら、私は貴方を救い出してみせます"

奴隷「……」

その言葉を信じたわけではない。
だけど味方はおらず、このままでは捕まるか自害するかの二択しかない。それなら――

奴隷(…わかりました。ご協力お願いします)

新たな選択肢に賭けてみるしかなかった。




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