過去ログ - この世の果てへと至る旅路
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15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/29(火) 14:05:39.25 ID:F1HAyKSGo
 海岸線沿いを走る僕と先輩。
 照り付ける太陽のおかげで僕の靴はすっかり乾いていた。
 きっと先輩の服や髪も同じ状況なのではなかろうか。
 靴と違って服や髪だと状況が全く同じとは言い難いだろうが。

以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/12/29(火) 14:14:55.99 ID:F1HAyKSGo
続く


17:名無しNIPPER[sage]
2015/12/29(火) 15:54:56.21 ID:X9mxWsin0
おつ


18:名無しNIPPER[saga]
2015/12/30(水) 23:36:34.30 ID:MCqTtFHIo
 水平線へ夕日が沈んでいく。
 その様子を僕と先輩は並んでみていた。
 凄く綺麗な光景だ。
 もっと楽しむ余裕があればなおよかったのだが。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/12/31(木) 00:21:39.11 ID:4lxiKfono
「あはは、くすぐったいよ」

 意に介する様子の無い先輩。
 半分ほど沈んだ夕日が僕達の影を伸ばす。
 先輩は少し目を細めて僕を見つめている。
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/12/31(木) 00:34:14.39 ID:4lxiKfono
「……」

「……」

 先輩は何も言わない。
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/12/31(木) 01:00:27.52 ID:4lxiKfono
「……んぐ」

 先輩が薬を飲んだのを確認してから自転車をこぎ始める。
 人気の無い海岸沿いは薄暗くて、明かりと呼べるものはぽつぽつと立った街灯と僕の自転車から伸びるライトの明かりだけ。
 普段通っている道はとうに通り過ぎてしまって、今は道なりに道を進んでいる状態だ。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/12/31(木) 01:05:29.52 ID:4lxiKfono
「……ごめんね」

 先輩が何か言った気がした。
 きちんと聞こえたような気もする。

以下略



23:名無しNIPPER[sage]
2015/12/31(木) 01:05:59.32 ID:4lxiKfono



24:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 11:18:00.56 ID:vBFgfpMaO
「……ふぅ」

 立ち上る湯気の中、僕は体を脱力させた。
 お風呂がこんなに気持ち良いのは生まれて初めてかもしれない。
 顔にばしゃばしゃとお湯を被るとまた小さく息を吐く。
以下略



25:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 11:25:13.86 ID:vBFgfpMaO
 走り疲れてもはや足取りすらふらふらになってしまった僕。
 自転車を支えになんとか歩いて辿り着いたのがこの銭湯だった。

「わっ、銭湯だよ銭湯っ」

以下略



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