過去ログ - ちなつ「ときどき366日」
1- 20
118: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:02:09.37 ID:ZBSd0e9l0
***

私が先輩のアパートのエントランスからでてくると、白い息を弾ませながらあかりちゃんが駆け寄ってきた。


以下略



119: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:03:56.07 ID:ZBSd0e9l0
ちなつ「あかりちゃん」

あかり「なに?」

ちなつ「……帰ろっか。寒いし」
以下略



120: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:22:18.12 ID:ZBSd0e9l0
***

帰り道、あかりちゃんと別れてから京子先輩にばったり会った。


以下略



121: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:30:10.26 ID:ZBSd0e9l0
長いトレンチコートにサングラスという、どう見ても怪しいいでたちの京子先輩がミラクるんの映画について熱く説明を始める。
どうやら私が呆れ顔で聞き流していることには気づいていないらしい。それともわざとやってるのかな。
てっきり京子先輩にも何か考えがあって先に帰ったのかと思ったけど、京子先輩は京子先輩だったみたい。


以下略



122: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:32:21.15 ID:ZBSd0e9l0
***

春。
ゆっくりと流れる季節を感じながら、私は2年生になった。

以下略



123: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:36:16.13 ID:ZBSd0e9l0
結衣「あっ、いたいた。あかり、ちなつちゃん」

ちなつ「結衣先輩!」

京子「帰ろうぜー」
以下略



124: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:54:52.01 ID:ZBSd0e9l0
学校を出ると、日差しがまぶしかった。
いつもよりゆっくり歩く帰り道は、いつもより色鮮やかで、街中に春の匂いが溢れているように感じた。


あかり「今日はすっごくあったかいねぇ」
以下略



125: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:55:36.92 ID:ZBSd0e9l0
京子「はぁ、はぁ……」

京子「私はもうダメだ、せめてここで奴らを食い止める。皆は先に行ってくれ」

結衣「それじゃ行くか」
以下略



126: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:56:51.71 ID:ZBSd0e9l0
結衣「ああ、割と最近できたんだよな、あそこの喫茶店」

あかり「あかり、行ったことあるよぉ」

京子「え、そうなの?」
以下略



127: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 15:57:39.04 ID:ZBSd0e9l0
中に入ると、他にお客さんは1人もいなかった。静かな店内にドアベルの音と知らない曲が漂う。
窓側の席に向かい、私は長椅子の奥側に入った。一番窓際に自分のスクールバッグを置く。
隣りに座ったあかりちゃんがメニューを渡してくれたけれど、私はほとんど迷わず決めてしまった。
他の3人もすぐ決めたみたいで、店員さんに思い思いの飲み物を注文する。

以下略



128: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/12/30(水) 16:06:54.46 ID:ZBSd0e9l0
京子先輩が語っている間に頼んだ飲み物が来た。
それに気が付かず喋り続ける京子先輩を無視して、カップを持ち上げて息を吹きかける。
結衣先輩とあかりちゃんも同じようにしているのが見えて、少し笑ってしまった。


以下略



132Res/89.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice