21: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:11:26.19 ID:wnhe3YVQ0
そんなことがあった翌日のことである。
俺がいつものように執務室にいると、大淀が執務室に駆け込んできた。
大淀「提督、榛名さんたちを知りませんか? 出撃の時間になっても、居なくって……」
いない?
いったいどういうことだろう?
俺は、予定表のページを繰った。
榛名と霧島の名がある。
提督「榛名も霧島もか?」
大淀「はい……」
2人とも、出撃翌予定を忘れるような性格ではない。
何かがあった?
提督「全館探したのか?」
大淀「はい」
大淀が力なく頷いた。
そこで俺は、昨日比叡が金剛の部屋を掃除すると言っていたことを思い出す。
提督「金剛の部屋もか?」
大淀「はい。でもいませんでした……」
どういうことだ?
どこにもいない?
そんな馬鹿な。
提督「すでに出撃しているということもないな?」
大淀「はい。榛名さんの艤装も、霧島さんの艤装もドックにありましたので……」
提督「よし、俺も探そう。大淀は待機中の連中を動員して、もう一度捜索してくれ」
大淀「は、はい!」
こうなると、何かあったとしか考えられない。
いったい何があったのだ?
いや、今はまず心当たりを探そう。
俺は真っ直ぐに、金剛の部屋へと向かった。
51Res/64.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。