過去ログ - 【モバマス】藍子「キスを、いつも、探してる」【百合】
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◆K1k1KYRick
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2016/01/09(土) 22:27:26.76 ID:SAwc4l4eo
「べ、別にほっぺたでも良かったんだけど……?」
「あっ、そっ、そうか! そうだよね! アハハハハ……!」
「ミオっちあれそーとーガチ入ってたって〜藍子ちゃん、舌入れられたりしてなぁい?」
以下略
14
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:27:57.04 ID:SAwc4l4eo
藍子は電車の中で自らの唇を触る。
あの熱い口づけの温かみが、余韻としてまだそこに残っていた。
(未央ちゃんのキス……)
以下略
15
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:28:41.46 ID:SAwc4l4eo
「ああんっ! もぉ、どうしよう〜〜!」
家に帰った未央はベッドでじたばたと両手両足を動かして枕に顔を突っ伏していた。
今回の件は、寝ている自分にキスをした藍子へのお返しのつもりだった。
以下略
16
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:29:08.18 ID:SAwc4l4eo
「ちなったんとのキス?」
翌日、未央はたまたま控え室で一緒に休憩を取る事になった唯に、昨日の事を聞いてみた。
昨日の話ぶりだと、唯と千夏は相当進んでいるようだ。
以下略
17
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:29:46.76 ID:SAwc4l4eo
「うん、でもまだまだ未央ちゃんに対して遠慮してるかな。告白とかまだっしょ?
早くしてすっきりしちゃおうよ」
「でも……私たち女の子同士だし、将来とか……」
以下略
18
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:30:15.29 ID:SAwc4l4eo
「唯ちゃんとの……?」
「ええ……」
一方で藍子はラジオのゲストだった相川千夏に自信の悩みを打ち明けた。
以下略
19
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:30:59.51 ID:SAwc4l4eo
そんな事があってからますます未央と藍子は
互いの存在、空気、息遣いに至るまで意識するようになった。
二人共茜に対する友情とは明らかに毛色の異なる感情を持っていた。
以下略
20
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:31:29.12 ID:SAwc4l4eo
「未央ちゃん」
緊張で小さくなっていた未央の肩を、たん、と誰かが叩いた。
振り返ると、そこには、藍子がいた。
以下略
21
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:31:56.47 ID:SAwc4l4eo
あめ玉の上に、藍子の温かい手が重なった。
「……私も、手伝います」
「えっ……」
以下略
22
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:32:23.10 ID:SAwc4l4eo
――バレンタインデー。
恋人たちと菓子業界に祝福されたこの日、件の二人は
それぞれの想いをバッグに詰め込み、またレッスンへと向かう。
以下略
23
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:32:52.05 ID:SAwc4l4eo
そんな藍子の肩を、未央は優しく抱き寄せ、堅く抱擁した。
「ごめんね、不安にさせちゃって……」
「未央ちゃん……!」
以下略
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