過去ログ - 貴音「あいすくりぃむ・しんどろぉむ」
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24:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 01:45:13.97 ID:1diUY5Sq0
とりあえず今日はここまでです。
残りは明日書き終え次第投稿します。


25:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/14(木) 03:56:26.49 ID:nNMayMlwo



26:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:18:07.84 ID:1diUY5Sq0
書き終えたんで残り投下します。


27:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:19:18.18 ID:1diUY5Sq0
7月下旬

美希「んーっ!やっと終わったの〜!」

響「今日の撮影、思ったより長かったなー」
以下略



28:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:20:13.80 ID:1diUY5Sq0
響は元気に手を振りながら、帰路へと走っていきます。相も変わらぬ強い日差しと気温で風景が歪む中、去っていく響の姿だけははっきりと見えていました。

貴音「さて、これからどうしましょうか」

私はこれといって用事もないので、とりあえず家の方向へと歩いていくことにしました。大通りから裏道にそれて、何気なく歩いていると。
以下略



29:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:20:47.84 ID:1diUY5Sq0
貴音「お久しぶりです」

店主「ん?あぁ、貴音ちゃんか。今日は響ちゃんは一緒じゃないのかい?」

貴音「ええ、仕事の帰りに、たまたまここを通ったものですから」
以下略



30:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:21:19.03 ID:1diUY5Sq0
それにしても、響、プロデューサーに続いて、二回会っただけの店主にまで違和感を指摘されてしまうとは。私は割合感情を仕草に出さない人間だと思っていたのですが、実はわかりやすい人間だったのでしょうか。それとも、響への恋心を隠していることは、そこまで私の負担になっているのでしょうか。私と響を繋ぐ『友情』……それが、とてつもなく憎らしく感じられてしまいます。親友という関係があるせいで、私は響に思いを伝えることができない。それはさながら、友情という出口のない迷路に迷い込んでしまったかのよう。しかし、その迷路の壁を無理やり破ってまで、響に気持ちを打ち明ける勇気は、依然として私にはないのです……

ふっと思考の彼方から抜け出した私は、慌てて持っているアイスクリームを見ましたが、案の定、すでに大部分が溶けてしまっていました。抹茶の緑と、ストロベリーの赤が、混ざり合って決して美しいとは言えない色合いを作り出していて、それがまた私を寂しい気持ちにさせました。


31:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:23:36.41 ID:1diUY5Sq0
溶けてしまったアイスを食べ終え、何をするでもなくベンチに座って呆けていると、いつの間にか日が暮れかかっていました。帰ろうとして腰を上げようとすると。

店主「ちょっと待ちな」

さっきまでアイスクリームを売っていたはずの店主が、いつのまにか目の前に立っていました。
以下略



32:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:24:25.75 ID:1diUY5Sq0
後悔しない道を選ぶ。私にとって、後悔しない道とはどれなのでしょうか。このまま響に思いを伝えないまま、響がプロデューサーか、または他の人間と恋仲になって、いずれは結婚していくのを、黙って祝福できるでしょうか。いや、できないでしょう。きっと、とてつもなく後悔するはずです。ですが、響に思いを伝えて、その結果今の関係が壊れてしまったら。そうなったら、私は前者よりもさらに激しく後悔することになる。ならば、私はこのまま恋心を押さえたまま、響と親友として過ごすのが正解なのでしょうか。


33:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:24:56.75 ID:1diUY5Sq0
その時、店主が言っていたもう一つの言葉が頭をよぎりました。
変わる景色を恐れてはいけない。その言葉に、私は一つの結論が出た気がしました。
そもそも、性別の壁を越えた恋に、危険が起こり得ないわけがなかったのです。なんの危険もないまま、響に恋心を伝えようと思っていた私が間違っていた。
そして、どちらの選択を選んでも後悔するのならば……せめて、できることを全てやった上で後悔したい。

以下略



34:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 12:25:33.12 ID:1diUY5Sq0
待ち合わせ場所に指定したのは、結局先ほど出たはずの公園でした。例のベンチに座って待っていると、響が走りながらこっちに向かってくるのが見えました。

響「はぁっ、はあっ……どうしたんだ、貴音。急に、会いたいなんてっ……」

貴音「……響」
以下略



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