1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/30(土) 00:56:06.07 ID:NYPOpsNEo
京子「ちなつちゃーん、劇の台本書いて見ない!?」
9月も半ばに入り、夏休みボケも少しずつ抜けて来て、本格的に秋めいて来た今日この頃。
一足先に部室に着いた私が、今日のお茶は緑茶と麦茶どっちにしようかなんて考えていると、
京子先輩がそんなことを叫びながら慌ただしく部室の戸を開けた。
ちなつ「なんですか、藪から棒に」
あまりにも唐突な問いかけに、私はびっくりして手に持っていた湯のみを落としそうになり、
京子先輩に非難の視線を向ける。
京子「ああ、ごめん、あのね……」
京子先輩は特段悪びれた様子もなく、ゆっくりと私の正面に腰を下ろした。
余程急いで走って来たのか、ぜいぜいと息を切らしている。
ちなつ「そんなに慌てて、よっぽど重要な要件なんですか? 今のって」
京子「いや、結衣とどっちが早く部室に着くか競争してたんだけど、結衣がのってこなくて……」
それじゃ勝負になってないじゃないですか、という突っ込みを飲み込んで、私は立ち上がってお茶を取りに行く。
今の話のとおりなら、すぐに結衣先輩も部室に着くはずだ。
時間もなさそうなので、取り敢えず麦茶の容器を持って部屋に戻る。
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