過去ログ - 小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」 2
↓
1-
覧
板
20
1
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/02(火) 23:24:08.56 ID:iMFSYJ63o
前スレ
ex14.vip2ch.com
の続きです
取り敢えずスレだけ立てましたが、
続きの投下は早ければ明日、
無理ならまた週末とかになりそうです
SSWiki :
ss.vip2ch.com
2
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/02(火) 23:37:19.19 ID:vnsDTC1Wo
たて乙
別に良いんだけど酉はつけないの?
3
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 16:59:50.97 ID:LImnIV3hO
たて乙
4
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/02/04(木) 22:43:47.13 ID:VmEhns2R0
乙なの
5
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:16:56.86 ID:T1JAYQW2o
14:00 水瀬伊織
伊織は初め、あずさを律子達のグループに合流させることを考えていた。
本人の性格が争いに向かないというのももちろんあるが、
何より視力を失った状態で自分達に付き合わせるわけにはいかない。
以下略
6
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:18:41.00 ID:T1JAYQW2o
それに気付いた当初伊織達は、やはり両目が痛むのかと、そう思った。
だからそう尋ねてみたのだが、
あずさは「なんともない」「大したことはない」と答え、
その時は伊織達も何も言わなかった。
以下略
7
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:20:57.29 ID:T1JAYQW2o
だが伊織は、今度はその答えを受け入れなかった。
伊織「もし私達に心配かけないように嘘をついているのなら、やめてちょうだい……。
嘘ついて無理して、それで取り返しのつかないことになったら元も子もないのよ」
以下略
8
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:22:42.93 ID:T1JAYQW2o
これを聞いて雪歩と真美は理解した。
伊織は、皮膚の異変を伏せておくことに決めたのだと。
あずさが痛みを自覚しているのならそれで十分。
皮膚の異常については敢えて言う必要もない。
以下略
9
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:23:50.78 ID:T1JAYQW2o
伊織に従い、あずさは横になって次のエリア移動まで少しでも体を休めることにした。
その横で伊織達は各々不安げな表情を浮かべ、
あずさから聞かされたフッ化水素酸の説明のことを思い出していた。
以下略
10
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:25:23.18 ID:T1JAYQW2o
伊織「っ……三人とも、ここでじっとしてて」
唐突にそう言って伊織は立ち上がる。
その視線は探知機に注がれており、雪歩と真美は事態を察した。
そして、その推察の通りだった。
以下略
11
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:26:02.05 ID:T1JAYQW2o
伊織は雪歩の言葉を遮り、目を真っ直ぐに見てそう言った。
雪歩は初めは迷ったようだったが、数秒その視線を見つめ返した後、
覚悟を決めたように頷いた。
伊織「……手榴弾、一つ持って行くわね」
以下略
12
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:37:06.23 ID:T1JAYQW2o
外へ出て、伊織は敵が接近してくる方向を確認する。
距離はまだ少しあるが、移動が速い。
どうやら走っているようだ。
伊織も探知機を見ながら走り、そして森と集落との境目で立ち止まる。
以下略
13
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:38:58.03 ID:T1JAYQW2o
敵二人は真っ直ぐ自分に向かって、集落に向かって、走っている。
どうする、また前と同じように音響閃光手榴弾で怯ませるか。
いや……相手はもう、「これ」が爆音と閃光を発する武器であることを知っている。
気付いた瞬間に耳と目を塞がれれば、貴重な武器を一つ無駄にしてしまうことになる。
以下略
14
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:42:04.50 ID:T1JAYQW2o
そうなって、万が一あずさ達と出会ってしまったら最悪だ。
雪歩に武器を渡しているとは言え、それも音響閃光手榴弾が一つだけ。
まして今のあずさの状態を考えれば、絶対に遭遇させてはならない。
今は敵を集落に侵入させないことが最優先。
以下略
15
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:43:23.34 ID:T1JAYQW2o
また伊織は、凛達の武器が数時間前と変わっていないことを確認した。
つまり現状、圧倒的にこちらが優位だ。
しかし伊織は気を抜くことなく、銃を構えたまま叫んだ。
伊織「今すぐ武器を捨てて、後ろを向いて伏せなさい!」
以下略
16
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:48:46.41 ID:T1JAYQW2o
つまり水瀬伊織は、自分達に明確な敵意を……いや、殺意を抱いている。
その伊織の指示に従い、武器を捨てて投降すればどうなるか。
結果は一つしかない。
だから凛は、絶対に指示に従ってはいけないと判断し、
以下略
17
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:50:11.70 ID:T1JAYQW2o
凛達の消えた辺りに向けて更にカチカチと数回引き金を引いた後、
伊織は拳銃を下ろす。
「やっぱり」、というのが伊織が最初に抱いた感想だった。
こうなるだろうとは思っていた。
以下略
18
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:52:18.50 ID:T1JAYQW2o
終わったことを考えても仕方ない。
最低限の目的は達成できたのだからそれでいい。
探知機に目を下ろす。
二つの点は今もなお、集落から離れ続けている。
以下略
19
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:54:25.52 ID:T1JAYQW2o
14:40 渋谷凛
かな子「凛ちゃん、智絵里ちゃん……!」
智絵里「か……かな子ちゃんっ……!」
以下略
20
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 22:55:47.43 ID:T1JAYQW2o
その瞬間、場の空気が色を変えた。
智絵里と抱き合っていたかな子も、
そっと体を離して苦しそうに表情を歪める。
凛と智絵里はその空気を感じ取り、一気に全身の血液が冷えていく感覚を覚えた。
以下略
21
:
◆goOkhZhHlo
[saga]
2016/02/06(土) 23:03:58.36 ID:T1JAYQW2o
そうして、李衣菜は話した。
かな子から聞いた話であると前置きし、
杏のこと、未央のこと、卯月のこと、全てを話した。
智絵里は両手で口元を押さえ、話を聞くうちにその両目からは涙が溢れ出した。
以下略
866Res/360.38 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」 2 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1454423048/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice