過去ログ - 洒落たバーでカシオレを頼んだ男の話
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21: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 22:16:42.69 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 彼女は真っ直ぐカウンターへ。 
  
22: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 22:24:54.77 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 マスターの顔が僕の時より穏やかに見える。 
 自意識過剰と言うやつだと思いたい。 
23: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 22:34:37.13 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 やがて置かれたそれを、あの人はツツっ……と口につけた。 
 聞こえないけど、ふぅと言ったような感じで余韻に浸っている。 
24: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 22:41:51.82 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 しまった、彼女に存在がばれてしまうんじゃ…… 
  
25: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 22:59:09.55 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 勘違いしてはいけない。彼女を口説くつもりはないよ。 
 僕はゲイじゃないけど、今は仕事がいっぱいいっぱいで女性自体には興味が湧かないんだ。 
26: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 23:04:07.04 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 今度のXYZは、まさしくカクテルといった様相。 
 ショートグラスというらしいこれに、キンと冷えて白みを帯びた半透明。 
27: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 23:10:38.22 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 気を取り直して二口目。 
 今度は味がちゃんと分かる。 
28: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 23:13:32.28 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 僕は小銭をポンポン落としながら慌てて会計を済ませ、monsieurを出た。 
  
29: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 23:14:32.18 ID:5ewYfQ9y0
  
  
  
 こうなったら、もう後には引かない。 
  
30: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 23:15:42.92 ID:5ewYfQ9y0
 今日はここまでにします。 
 明日でおそらく終わると思います。 
  
 ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。 
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