過去ログ - 綾乃「恩人が分かんない稚内なのよ」
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11: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:03:00.66 ID:ZF+BJpS80
「どうやった、綾乃ちゃん」

綾乃は生徒会室に帰って一番に千歳に聞かれた

「ダメだった」
以下略



12: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:03:41.05 ID:ZF+BJpS80
再び、あの廊下で綾乃は待っていた。廊下の柱の陰には三人の影

(本当にうまくいきますの?これ)

向日葵が訝し気に櫻子に聞く
以下略



13: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:04:13.01 ID:ZF+BJpS80
『もう一度、同じ場所で倒れてみるんですよ、同じ場所で』

数十分前の櫻子の言葉を思い出しながらも綾乃は床に寝そべってみた

(うう…。他の人に見られたらどうしようか)
以下略



14: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:04:58.36 ID:ZF+BJpS80
しかし、そんな不安も吹き飛ぶように数分も待たずに足音が近づいて、止まった

「だ、大丈夫ですか?」

第一声が甲高い声の少女だった
以下略



15: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:06:33.69 ID:ZF+BJpS80
「杉浦先輩…恥ずかしいと思いますけど、ごめんなさい」

しかし、結果は違った。赤座あかりは軽々と杉浦綾乃をお姫様抱っこして歩き始めた。あまりのことにあかり以外にその場にいた全員が凍り付く

(ええええ!!)
以下略



16: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:08:01.16 ID:ZF+BJpS80
とりあえず、降ろしてもらってから綾乃はあかりに今回のことについて説明した

「もしかして、この前も私を助けてくれたのって…」

少し目を伏せながら人差し指を合わせながら訊く。少し照れている
以下略



17: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:08:40.39 ID:ZF+BJpS80
「ねぇ、赤座さん。一つお願いがあるんだけど」

別れ際に綾乃は一つ願望を抱いた。それは今日、見つけた恩人への願いだ

「下の名前で呼んでくれますか。杉浦先輩」
以下略



18: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:09:09.86 ID:ZF+BJpS80
-END-


19: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:09:37.68 ID:ZF+BJpS80
エピローグ:


20: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:10:28.60 ID:ZF+BJpS80
七森中ではたくさんの出会いがある。下の階の廊下を別の教室から西垣奈々が見下ろしていた

「…!」

流石にアレはヤバかったと記憶を取り戻した松本りせが奈々に抗議する
以下略



21: ◆okE7RBemauzk[sage saga]
2016/02/09(火) 22:11:12.17 ID:ZF+BJpS80
「いいなぁ、私もあかりちゃんにだっこされたいな…」

傍から二人を見ている櫻子が指をくわえて見ている

「なかなか、抱っこされる機会なんてないですものね…。私も頼んでみたいですわね…」
以下略



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